一番古い漫画の記憶
タイトル書いてて、日本語は難しいな〜って思った。
この「古い」は「古い漫画」の意じゃなくて、「漫画を読んだってはっきりした記憶の一番古いもの」で、かつ「その漫画は何だったか」ってことだから。
いや、これ、微妙に違うニュアンス。
覚えてるだけじゃなくて、一番古い記憶でなきゃいけないのよ。
私の場合、多分あれだ……っていうトラウマ的な漫画がある。
あ。でも、ワンシーンしか覚えてない。タイトルも作者も掲載されてた本も不明。
読んだのが何歳の頃かはわからない。
その内容はこう。
仲良しの女の子達がそれぞれの愛犬を連れて、マンションの部屋に集まって遊んでいる。犬に目隠しをして手を叩いたりして呼ぶ遊び(おいおい…)。
そのうち、一匹のプードルがフラフラとバルコニーへ出ちゃって、手すりの隙間から落下!!
ぐさっ!
記憶、ここまで〜。
門柱や塀によくある飾り柵。金属製の先が尖ったアレ。それになんと
プードルが串刺し!
これは恐怖漫画じゃないよ。低学年向けの少女漫画で、この先はこの事件が元で友情が壊れて悶々とする展開だったと思う。
実際、こんな事が起こるとは思えないけど、起こったら凄い衝撃だよね。
目隠しされた犬が塀の上の柵に……。
この漫画のおかげで私はいまだにあの尖った金属柵を見ると、何かが刺さりそうな気がしてしまう。
この漫画の話はあまり人にしたことがないんだけど学生時代とあるクラスメイトに語ったら、びっくり!その子も知っていた!
意気投合して彼女とは今も親友だ。
漫画の話は役に立つ。
でも金属柵はちょっと怖い。