勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

雨のにおいのする街……たまにはそれなりにストーリーを追ってみる 1

マイケル・クライトン、15才。
IQ200の天才博士。
「考えるコンピュータ」メドゥサⅡ号の修理を依頼されてデンマークの小さな町にやって来る。そこで宿で働く女性リンクスと出会う。

「雨のにおいかする街」はそんな話だ。
作者は一条ゆかり。月刊誌りぼんだったと思う😰
およそ私の年代で、一条ゆかりの漫画を読んだことの無い女の子はいないだろうし、嫌いだった子もいないんじゃないかな。
そして中でもこの作品は読み切り物だったにもかかわらず、記憶に残っている人が多い代表作だと思う。
かく言う私も、これを読んでからもうン〜十年は軽いのに、やたらと鮮明に覚えているコマがある。
今回はいくつかのシーンを追いながら、作品に対する愛を持ってツッコミ入れたい。

冒頭。
マイケルは黒板とチョークでなにやら計算をしている。そして助手だかスタッフだかの女性に、コンピュータでの計算結果が出たか聞く。
5だか7だかだったと思う😰

女性がコンピュータの解答を伝えると

「ふむ、おかしいな」

「僕の計算では😰になるはずだ」

「そのコンピュータ、どこかおかしいな。修理を呼んだほうがいい」

ここで所長のお嬢様のお呼びを断って、マイケル退場。修理屋へ電話するこを念押しする。
女性は本当にコンピュータが壊れているのか戸惑うが、もう一人の女性は言う。

電話したほうが良い。クライトン博士は誰よりも正確だから。

そんなマイケルにデンマークにある最新コンピュータが不調だから見てほしいとの依頼がくるのだ。

デンマークですか。まったく僕は休暇に縁がない」

な〜んて、オトナのセリフ。
でもマイケルはまだ15才。両親は事故死😰。その後に受けた知能検査にひっかかり、今は博士が自分の称号だ…と、孤独の涙が一筋………。 


いや〜〜読者の'「ツカミ」としては最高!!
かわいい少年、天才、博士。
今考えると「博士」?何の?
黒板で計算している姿は数学者とか物理学者っぽい。でも、コンピュータの修理依頼?
修理している図は後ほど出てくるけど、なんとなくソフトよりもハード面っぽい。博士というより技士的な…。
だったらここのコンピュータも自分で直そう。

まあ、いいか(笑)。

かくしてデンマークに出掛けたけれど駅への迎えが来ず、村までの田舎道を歩き始める。
暑い!
見つけた川だか池だか湖だかで、すっぽんぽんで水浴び開始。普通、これは無いけどねぇ……。
そして同じく水浴びしていた美女と鉢合わせする。
 
きゃあああああ〜〜!

で、美女退場。
当然の展開で、その美女がリンクス。
宿で会った時に痴漢と呼ばれて狼狽〜。

自分はマイケル・クライトン。怪しい者では無い…と説明途中にリンクスは笑い出す。

「あなたがクライトン博士なの?!」 
「博士っていうからおじさんかと思ったら、こんなかわいい坊やだなんて」
「私より年下なのは確かでしょ。クライトン博士」

と、マイケルの頭を撫でるのだ。
その身長はマイケルよりも高いし。

マイケルは天才博士故に誰にも子供扱いされたことが無い。
そんな彼の目に、自分を普通の子供として扱う美人で優しい年上の女性は余りにも新鮮に映る。



舞台のサバス村は森に囲まれた片田舎。時代から置き忘れられたような昔ながらの迷信が残る村だ。
タイトルの「街」は私の記憶違いではないと思うけど、「街」てはなく、どうイメージしても「村」だ。

こんな小さな村になぜ最新コンピュータ?。
😰😰だけど村の外れに原発ができて、メドゥサはその制御コンピュータだったと思う😰

なんたかなあ〜。

やってることは、こんな昔から変わらないんんだなあ〜。

ついでだけど、この村には所長のお嬢様が付いてくる。マイケルに気があって、トラブルメーカーの目印が付いている(ウソ)。
目の回りが真っ黒なほどの厚化粧で、マイケルには「バケだぬき」と呼ばれている。
ある朝すっぴんで顔を合わせ、誰だかわからないマイケルに

「素顔見せたの初めてだっけ。ぼんやりさん、おはよう」

と屈託なくあいさつする。

意外に良い子じゃないか〜。