忘れてたあの漫画を語ろう!   忘れちゃってるけど。。

忘れかけてたあの漫画。ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしない。

別マ……「リンリンちゃん」と「ヒゲクマさん」

漫画誌には「格付け」がある。いや、あった。私が知ってた頃の話では。

雑誌の売行きや人気による順位の他に、同じ名前の漫画誌でも「週刊」「月刊」「別冊」とかの順位…というか、優劣…というか。
まあ、要するに「格」だ。

月刊誌よりも週刊誌の方が格上なのか??、編集社の中でも週刊誌担当の方が立場が上っぽかった。
漫画家志望で原稿持込した時に、「こっちじゃちょっと難しいね〜。あっちで見てもらって〜」と、月刊誌のデスクに回されたりとか。

あ。

これはあくまでも、ン〜十年昔の話。今の出版の事情じゃないからね。今の事はわかんないです。
軽〜く聞いてて。

ただし、

別マは「別だ」と言われた。

当時の漫画誌全部の中で、ダントツの「格上」だったんだと思う。

その別マで、
圧倒的な存在だったのが、
このお二人。

リンリンちゃん

ヒゲクマさん

これはもちろん愛称で、別マの誌上で公募されて決まったと記憶している。私は応募はしていないけど、発表された時もしっかり読んだ。

美内すずえ先生

和田慎二先生

まさに、おふたりの巨頭時代だった。

おふたりを巡る読者投票はまだある。
当時連載中だった
「はるかなる風と光」と「大逃亡」。
一騎打ちの人気投票だ。
こちらも私は参加してはいないけど、たしか結果は「はるかなる風と光」の勝利だったと思う。
全くジャンルの違う作品だし、どっちだ?と露骨に比較するのって、おふたりの先生にはどうだったんだろう。
ちなみに私はどっちも好きだ。
でも、どっちかに絶対投票しろと言われたら、
「大逃亡」だったな。
万里亜の勝負服?(笑)、いや、戦闘服かな?
が、実にカッコよかった!
肩が膨らんだ提灯型のシャツ。その肩口を縛るベルト。
このベルトは銃のホルスターのイメージなんだろうか。もちろん銃など持ってないけど。
二度とこのベルトは締めない、と思っていたろう万里亜が、覚悟を決めて身支度するカット。
考えてみれは死亡のフラグはここで立っていた。
でもまさか、
死んじゃうなんてラストは、
万里亜が「ティム…」と手を伸ばすまで予想していなかった!
もう、めっちゃ悲しいラストだった〜〜〜。

万里亜が塩酸の瓶を投げつけた沼重三はスケバン刑事にも登場して、万里亜の御墓参りにも足を運んでいるらしいね。
私としてはあの時、万里亜が助けようとした「おチビ」のその後が気になっている。
無事(…と言うのはおかしいけど)少年院を脱走できたろうか。もしかして、どこかの話に出てきたり…は無いよね。更生して幸せになってて欲しい。

それを言うなら「海堂美尾」もだ。
「バラの追跡」のラスト。浮上できなくなった海底探査挺😰。酸素が切れ、意識が薄れる西園寺京吾との通信。通信機の向こうで愛する人が死んでゆく…って、どうよ〜。
でも彼女は、神恭一郎の探偵事務所で働く姿を見せていた。いや、もう、ニクい演出!元気そうでほっとしたよね。
彼女は元々京吾に復讐するため、秘書として彼の懐に飛び込んでくる。内部から彼を崩壊させるつもりだったのだ。
京吾もそれを承知で受け入れ、まずは秘書として使えなければ叩き出す!と宣戦布告。
そんな二人の火花を散らす真剣勝負が、周りの者には緊張感のある素晴らしいコンビに映った。美尾は女子社員の憧れの存在になる。
私も憧れた!
社長秘書!かっこいいっ!

噂によると、美尾と京吾が結婚しているような、別展開の作品があるとか?
え〜うっそぉ〜〜!って感じ。
そういうの描くのは、なんか和田先生らしくない気もするけど、そうでもないのかな。
美尾に特別な思い入れでもあったんだろ〜か?

芋づる式に思い出すのはやはり
神恭一郎。
かれが初登場した漫画は「愛と死の砂時計」?
タイトルやストーリーは😰😰なんだけど、彼がコーヒーを飲んでいるシーンを覚えている。
多分、主人公だろう女の子と喫茶店で話をするシーン。
「ブルマンを2杯。ブラックで飲んでる」
と、女の子が驚く場面だ。

彼女は何に対して驚いたか。

コーヒーをブラックで、
立て続けに2杯!という大人行為か?

ブルマンという高価なコーヒーを、
価格など気にする風もなく、フツーにおかわり注文している姿にか?

そう。
この頃はまだリーズナブルなコーヒー店はない。豆を選んで注文できる店は、相当に敷居の高いものだった。

ブルマン。

欄外に「ブルーマウンテン」と注釈があった気もする。一番高いランクの豆の代名詞になった。
実際高かったし。
1500円前後はしていたと思う、一杯が。
しかも今の1500円とは違うからね、価値の感覚が。

憧れたよ〜。

しかもコーヒーをブラックで飲むなんて、子供には未知の世界よ〜。

思いっきり背の背伸びした高校生の私が通った店がある。
神戸の元町商店街。ちょっと脇道に入った二階の店。
カウンターの上部にたくさんのカップが下がっていて、好きなカップで、好きな豆のコーヒーを注文できる。友人と三ノ宮に出かけた時は元町まで歩いて、そこで休憩したもんだ。
ブルマン?無理無理っ!
たいていはモカ…か、コロンビア。
600円前後で、これが限界。しかも、少しでも「多く入りそうなカップ」を選んだ!(笑)。

ブルマンを初めて飲んだのは、30前になってから。ブラックを覚えたのもこのくらい。
いまでもコーヒーを飲む時は、ふと、あの神恭一郎が思い浮かぶ事がある。

とはいえ、そんな優雅な飲み方なんてしてないよ。
いや、できないよ〜。
安価のインスタントをざざっとカップに振り入れて湯を注ぐ。

あの元町のコーヒー店で、友人と夢を語り合った日々も、懐かしく思い出す。


あ……。

リンリンちゃんの話をしてないやんか。