勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

無敵鋼人ダイターン3……じいちゃん執事にはライフルが似合う。

例によって、私はJ-COMメガパックの愛視聴者だ。

昨年秋にはまるでサンライズ祭りのように、立て続けに懐かしのロボットアニメがラインナップに登場。

ダンバイン
エルガイム
そして、ダイターンとザンボット!

あとはザブングルとコンバトラー、
ボルテス辺りをお願いしたい…と思ってたら、マジでザブングルが入った。
いやもう、忙しくも幸せな期間、
ありがとうJCOM。

無敵鋼人ダイターン3は、対象年齢をどう考えたのか??な作品だ。
美女のアシスタントと厳格な執事を率いた、「少年」とは言い難い主人公。

はっきり言って
この主人公、波乱万丈。
イマイチ設定が中途半端な気がする。
私が推理するに、これ、

途中でストーリー変更したんじゃない?

伏線と思えるOPの映像が、結局最後まで回収されずに終わってしまうのがどうにも納得いかない。

鉄格子を素手で壊してしまう力。
敵司令官の女を、まるで追い求めるような描写。

万丈は人間ではないのか?
あの女は肉親(母?)なのか?

な〜んかそこらへんがスルーされたのは、途中で捨てられた設定だからではないか?と今でも思ってる。

年長けてちょっとヒネた今では、「結局は血縁か種族の血か」って展開は飽きてしまったけど、これをリアルタイムで観てた頃はこういう宿命的な血の問題は、憧れに近いものだったからね。

要するに、主人公の魅力は不発。
代わりに圧倒的な存在感だったのが、

執事のギャリソン時田!

老齢だけど機敏。
マイペースで柔らかな物腰。
有能で多才で機械にも強く、戦闘能力も高い。
物事に動じす、僅かな機微ですべてが通じ、用意周到、準備万端。

主人公以上のハイスペック!
とても魅力的なのだ。

ここまで聞いて他に思い当たるキャラがいる。

水穂しゅうじ著「ブルジョワ刑事」

主人公 武者小路 陽介の執事 
ギャルソンだ。
ん?名前も似てる?

こちらも起き抜けのパジャマ姿で戦闘機に乗り、「文字通り朝飯前」とミッションをこなすスーパーじいちゃん。
言葉使いも一貫して丁寧で、気品があるのもダイターンのギャリソンと共通してる。

これ、絶対、影響されてるよね。
主人公を上回る魅力があるのも同じくだし。

デスノート」のワタリは?

ワタリはエルの執事…か?と言われたら、ちょっと違うのかな?とも思うけど、当初の立ち位置はやっぱ執事でしょ。
じいちゃん執事には、とにかくライフルがよく似合う。
右手にライフル。
左手にはティーセットを掲げていそう。
しかも、一滴たりともお茶をこぼしたりはしないのだ。

別に執事=じいちゃん ではない。
たしか「アルプスの少女 ハイジ」のロッテンマイヤーさんも執事だよね。


ダイターンの最終回は物悲しい。
万丈がいなくなった屋敷をメンバーそれぞれが去ってゆく。
ギャリソンは雨の中傘をさし、バス停から山の上の屋敷を見つめる。
セリフもモノローグも無しでOP曲が流れるだけ。やがてバスが来てギャリソンが去ったあと、屋敷の一室に明かりが灯るのだ。

こーいう終わり、嫌い。

いろんな含みと希望と想像を残すのだろうけど、私はこういうモヤモヤ最終回がキライなのだ!

まあ、素直に考えれば、
万丈が帰ってきた…?

私としては、ギャリソンが思い直してバスには乗らず、屋敷に戻ってほしいわ。
で、誰かがドアを開けるシーン。

「お帰りなさいませ」

完!

どう?

ありがち過ぎて、クサいか(笑)

ワンパンマン1期のEDも同じ理由で苦手。
部屋の灯りがぱっと点くってのは、強烈なメッセージ性がある。
前向きな方にも辛い方にも。

ダイターンのはイヤだけど、この終わり方を採用して欲しかった作品がある。

超人ロック」の劇場版。

映画の出来はさておき、ED曲「星のストレンジャー」は好き。
曲の終わりには、惑星トアのロックの家に灯りがともるシーンが欲しかった。

基本的に
わかりやすいハッピーエンド好き。