勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

Dr.ストーン…連載が終ってだいぶ経ったから、そろそろこういう事言っても怒られないかな。私は地球外生物とコンタクトするのは大反対だ〜!

Dr.ストーンが完結して、どのくらい?

もうすぐ10ヶ月?

早いねぇ。

もうそんだけ経ったし、

アニメの3期が始まる前に、ちょっとモヤモヤしてたホンネをぶちまけておこうと思う。

 

まずは、アニメの龍水編、良かったな〜。

特にオープニングは最高だった!

「おっはよ〜世界!」で始まった時は鳥肌。

3期は楽しみではあるけど、その後はどこまで作ってくれるんだかなあ。

全世界が再び石化してスイカがひとりになったあの時が思えば最後の盛り上がりだった。

彼女の奮闘で千空が復活したとこで完結!

…ってワケには………無理か。

石化の謎が解けてないのに完結はできないよね。

 

だからって、

 石化装置は宇宙から来た機械生物。

 

そんな結末、それ、どう?

皆さん、納得?

 

物語の早い段階で千空は石化の原因をこんなふうに推測してる。

①宇宙人の攻撃

②どこかの国の軍事兵器

③ウイルス

これ読んだ時、多分読者のほとんどが

「①はないわ〜〜!」と即座に切り捨てたんじゃない?

 

それがだ。

なんとびっくり、①だった!

まあ、攻撃ではない(つもり)にしても…だ。

 

完結が近くなって謎の核心に迫り始めた頃、ガマンができなくなって、ネットに出ている石化装置やホワイマンについての考察記事をあれこれ読んだ。

私が見つけた記事の中では、宇宙人関与説を提唱するものは皆無。誰もそんな方向、考えてもいなかった。

そういう意味では、完全に裏をかかれた?

作者にしてやられたってことなのか?

 

いや、ちょっと待って。

 

これってもしかして失敗じゃない?

 

石化装置は宇宙から来た機械生物。

その線がありうるかも…?って「伏線」が、

全く張られて無かった!って事じゃないの?

だとしたら、

それはちょっと失敗よ、失敗!

 

物語が始まった時から結末の構想が変わってないなら、いくつかのヒントを含ませて欲しかった。

含ませるべきじゃない?

例えば「石化装置が空から降ってきた」って話の中に

「装置が生き物みたいに喋った」みたいなエピソードを入れるとか。

石化装置の残骸の山を調べてる時に、何かに気付いて千空が青ざめるとか。

 

ヒントがあったとしたら、

石化解除の時に周りの組織を修復することで、 

「これは本当に攻撃なのか?」と千空が疑問を持つことくらいしか記憶がない。

加えて、こりゃあんまりだと思うのは、

バリバリに伏線っぽい「百夜と千空は血が繋がっていない」という設定だ。

 

当然出るわ、千空の親、黒幕説。

作者はこのミスリードを仕組んだのか。

 

まあ、私はこの手の、親が…とか、血が…とか、

壮大な話が結局は内輪の揉め事みたいになるのは好きじゃないから、この設定がこれ以上何の発展もしなかった事に文句はない。

 

だけどね、

なんかあると普通思うし、そこらへんの話、単純に気になるよ。

わざわざほんとの親子じゃない設定にした理由は何?

別にフツーに親子で良くね?

普通の親子じゃあれだけの絆は生まれないと?

百夜が千空を溺愛したのは、親友の子供だったから…だけではどうにも根拠が薄い。

そうなるとその親友の事も気になるし、引き取った経緯もめちゃ気になるし。

そもそも「千空」なんて名前、誰が付けたのよ。

百と千だよ?

まるでほんとの親子みたいじゃん。

私は百夜のスピンオフ的な漫画を読んでないので、そちらでそういう話が描かれてたならごめん〜。

 

とにかくこの「血が繋がってません」に引っ張られ過ぎて、展開予想があさっての方角に向いたのは確か。

 

当初の私の予想はこんな感じ。

 

温暖化や環境汚染で未来を憂えた者達は、人間の活動を一時的に強制セーブして、地球の自己回復を待とうと研究していた。全て止めるのはリスクが有り過ぎるので、条件を絞った石化実験をツバメで試す。

成功を収め次の段階…って時に、事故が陰謀か。

装置が暴走して、全人類石化。

その一連の研究に千空の両親がかんでいた…。

 

とまあ、誰でも一度は考えたろう王道月並みなストーリーだ。パニック映画にありがちな話で、こうならなくて良かった。

万一こんなストーリーだったとしたら、3000年は無いかな。そこまで長いと文明の痕跡は漫画通り密林の中で、原因解明の手掛かりなんて残ってないよね。

猿の惑星」のラストが映画史に残る衝撃なのは同意だけど、まあ今なら、あれは無いか〜と思う。

 

その石化装置生命体。

根本のところが、実はよくわからないんだけど、

彼らは

●自分達の電池を交換してメンテナンスできる知的生命体を探している。

●地球人類なら可能じゃないか?と目を付け、ますは自分達が供与できるものを見せた。

それが、石化による不死状態。

●脳を稼働させてれば数ヶ月で石化は解けるから、そこで人類は喜び、交渉成立すると思った。

 

これで、いい?

ほんとにこれ?

 

結構いろんな人が考察で指摘してるけど、

メンテナンスをするには石化してない人間が要るよね。全人類石化させて、しかもその後も、再度石化を試みてるって、どういう料簡?

普通に考えるなら石化は一部に限っといて、無事な人間と交渉…でしょ。

これはつまり、人間にとっては「脅迫」なんだけど、彼らにはそんな悪意は無い。

第一さあ。

パイロットが石化した旅客機が墜落してたけど、旅客機に限らず、石化時になんらかの乗り物に乗ってた人はまず全滅だろうと思う。

もし彼らの思惑通り、人類が数ヶ月で石化から回復してたら……。

数ヶ月ではこの惨状は残ったまんまだよね。

あちこちに散らばる事故の残骸。

稼働中だった工場や原発やらが、どうなったか考えたくもない。

そんな中で石化の素晴らしさを宣伝されて、彼らを歓迎する者がいるはすは無い。

所詮、機械の生物。人間とは相容れない!

 

……って話になるんだけど、彼らが悪いわけではない。

これは、価値観の違いであって、私が思うに、

どんなに科学を発展させた知的生物でも、異星人同士では乗り越えるのがと〜っても困難な「価値観」の問題なのだ。

 

今の時代、NASAを始めとして、地球外生物の探査が盛んに行われてる。

バクテリアみたいなのから、高度に発達した知的生命体まで、まあ、ロマンに満ちた話ではある。

 

けどね、

 

かのホーキング博士は、地球外生物とのコンタクトに警鐘を鳴らしていたというじゃないか。

 

私もだ〜!

 

全く別の星で全く別の進化を遂げた生物を探して接触する。または、そういう生物に発見してもらう。

これは、ものすごく危険だと思うのだ。

彼らがどういう考え方をし、どんな価値観を持っているかなんて、予想もつかない。

「高度な文明を持ち宇宙に進出する生物なら、異星の生物を尊重する意識はあるはずだ」

こんなことを書いてある本を読んだことがある。

 

ほんとにそうだろうか?

 

そもそも我々自身がそんな事、できる?

 

地球外生物ともなれば、私達とは姿かかな〜り違うよ。

同じ地球人同士でも微々たる違いを乗り越えられてないのに、大丈夫か?

実際今絶賛公開中の某映画。青い肌が……だという感想が散見されるらしい。

あそこまで地球人に似た姿でも、肌が青いってだけで引くようでは先が思いやられるでしょ。

 

要するに、Dr.ストーンの最終回まで見てきて、改めて確信したわけだ。

 

異星の生物と接触するのは、

 

絶対にやめよう!