ゴールデンカムイ…を読んで映画「二百三高地」を観よう!と思ってる?私のオススメシーンを教えます。
あ、
いや、
すいません。
「オススメ」ってのとは、ちょっと違うかも。
言ってみればとてもつまらない話(かも)なので、読んだ後に怒らないで(笑)。
この映画、私はかなりの回数観てまして、まあ、いろいろ語りたいこともあるんだけど、
そういう感想はすでにたくさん出てるよね。
なので、感想は無しで、
ちょ〜カンタンに、
私がずう〜っと引っかかってる事を。
映画の終盤。
「やった〜!やった〜!」の後。
戦況を見つめる司令部の面々の元に連絡が入る。
「山頂と電話が繋がりました!」
叫ぶ通信士の声に駆け寄る乃木サンと児玉サン。
ここで!
児玉サンを演じる丹波哲郎が、斜面で足を滑らし尻もちをつくのだ!
これ、私は思う。
丹波哲郎のアドリブ?
いや。
ほんとに滑ったんじゃね?
おお〜っ…と声を上げる児玉サンに対し、
「大丈夫か?児玉」と声をかける乃木サン。
私の耳にはこの時、
乃木サンを演じる仲代達矢の声が、笑いを含んでるように聞こえるのだ。
厳格な乃木司令。友人が転ぶのを見て笑う…なんてこと、演出としても有り得ない。
これ、絶対、
ほんとに滑ったろ〜〜(笑)
笑ったろ〜仲代さん〜(笑)
だから、だめだと言ってるわけじゃないよ。
丹波さんがアドリブで演ってみせたとするならそれもすごいし、マジで滑った後でも演技は止まらないのもすごい。
いや、絶対、ちょっと笑っちゃってるけどね。
映画をご覧になる時は、ぜひここ。
注目してみてね。
これと同じような事が他の映画でもうひとつ。
映画のまだ前半。
ヤスのアパートに銀ちゃんと小夏が押しかける場面だ。
銀ちゃんの性格についてヤスが
「竹を割ったような」と言うと銀ちゃんが、
「ほんとはこいつら、
餅をついたようなって言ってんだ!」と切り返す。
小夏こと松坂慶子が思わず笑い出す!
この吹き出すタイミングが絶妙で、私はこれも銀ちゃんのアドリブでは?と疑っている。
万が一にも無いが、
もし私が風間杜夫や松坂慶子にインタビューできたなら、これを絶対に確認したい。
笑うよね、フツー。
「餅をついたような性格」だよ。
こんな表現、今だここでしか聞いたことないし、
言い得て妙過ぎる。
映画の何を観てるんだ?!と言われそうだけど、
こういうのも楽しい。
付け加えて、まじめなのもひとつ。
映画二百三高地を楽しむならぜひ、
これ、ほんとにオススメ!
寒い戦地で児玉サンが分厚いコート着ても震えてるのに、乃木サンは軍服いっちょ。
そういうのにもちょっとニヤリとしてしまうよ。