過去をいじれば未来が変わるのか?
なんか永遠のテーマな気がする。
昔は王道的にこれ可能。未来や現代を救うために過去に行くのはよくある話で、誰もさほど突っ込まなかった。
作品毎に細々な制約あり、ルールありで、
まあ大体において、過去で自分と会ってはいけない…が主流だったなあ。
それが今はそんなに単純ではなくなっている。
過去を変えても未来は変わらない。そこからまた新しい未来が始まるんだとか、
タイムスリップした先はパラレルワールドたから、そこで何をやっても元の世界には影響しないとか、
どんなに過去をいじっても自動修正されるとか、
ご都合設定かと思いきや、どうやらちゃんとした理論があらしい。読んでも全く意味わからないけど。
葬送のフリーレン「女神の石碑」編。
これはいわゆる旧体系のタイムスリップで、理解がしやすい。並列時間やパラレルワールドではなく、同一の時間軸内で移動する話。
それだけに矛盾もあるけどまあ、昭和世代には一番馴染みのあるタイムスリップだ。
とはいえ、最初読んだ時は理解ができなくて混乱した。
過去に戻ったフリーレンは、
魔法の使い方を間違えると未来が変わってしまう!
…と言いながら、帰還の魔法を探すためにそこそこ派手にやっていた。この一連の行動は本来過去にはなかったものでは?なぜならフリーレンの記憶にないから。
これはいいのか?歴史、変わらないのか?
あ、違った。
ここ、ひっかかりかけた。
ひっかかるのは多分私だけだ(苦笑)
過去に戻ったのはフリーレンの意識だけで、
その意識は過去のフリーレンに入ってるから、
その間の過去のフリーレンの意識は消失している。
ややこしいな。
この間の過去のフリーレンの自我はどうなってるのか。未来から来たフリーレンに乗っ取られちゃったわけで、ちょっと心配になるわ。
つまり、未来からフリーレンが来るのはちゃんとあった過去で、彼らの行動も歴史通りの事実。
ただ、過去のフリーレンの意識が無い時の出来事だから、そのままフリーレンの記憶にも無いのは当たり前なのだ。
わかってるわい。くどくど説明すんなって?
問題はここからよ。
未来のフリーレンはこの辺りの記憶が曖昧なのを自覚していた。
だから逆に、どこら辺から記憶がはっきりしてるかに思い当たれば、いつ戻れたのかのメドがつくだろう。
少なくとも多少は落ち着いて状況の推理ができたんじゃないか。
そうしてるうちに、石碑に刻まれた文字にももっと早く気が付いたかも。
と、なると………
…てな具合にいろいろ違う展開が想像できて楽しい。
それもこれも、このタイムスリップが
「精神のみ」。
これだよ。
ここ、話の作り方が上手いよね。
例えばこれが体ごとだったら、話がかなり揉めそう。
ダブルフリーレン(笑)。
これは相当面白そうだけど。
例えば入れ替わりだったら、過去の時代はともかく、
未来の時代は大変だろう。ブチ切れるフェルンが見ものだったな。残念。
それとは別として、想像と妄想をフル回転しても、どうにも妙案が浮かばない案件がある。
アイゼンの言う通りに「待つ」で、
「私のいた時代に辿り着く」って、どういう状況?
フリーレンが未来に戻ったら、時間はほとんど進んでいなかった。
もし、帰るのを「待って」80年。
コツコツ生きてその時代になったら、何がどうなってる?
未来のフリーレンの意識は過去のフリーレンに入ったまま。この時、未来のフリーレンの体はどうなってる?
元の時代に辿り着いてもまだ聖典の解読ができてなかったら、タイムスリップした時を追い越してしまったりするのか?
いや、これ、めっちゃ考えてみたんだけど、全然わからないっ!
皆さん、どう?。考えてみた?
さて、騒動が終わり、数十年後。
これらを踏まえて1話や2話を読み返すのも一興。
意地の悪いツッコミは無しにして、素直に楽しもう。
ヒンメル達は口が硬いなあ〜(笑)
このフリーレンがああなるのか〜〜と、何度もニヤニヤしだろうね。
そして、長年の解読が実を結び、老ヒンメルが石碑に魔法の名前を刻む時がやって来る。
ここは北部高原の奥。寄り道ばかりしたとはいえ、若い時には7年、フリーレン達でさえ4〜5年はかかってる道のりだ。
老ヒンメルには辛いだろう。
ひとりで来るのは無理じゃないか?
近くの街まで馬車?誰かお供は?
いや、
ヒンメルならそうするんだろう。
誰にも邪魔はさせない、されたくないだろう。
どんな思いを反芻しながら歩を進めたのか。
なんか胸が詰まる。
魔法の名前を刻んだ後、そっと石碑に手を触れて、その名を唱えてみたろうか。
願わくばもう一度…と。
おまけ。
それにしてもフリーレン、記憶力いいな。
ちらっと出ただけの魔法の言葉をよく覚えてたよ。現に私、今、思い出せないよ。
後で原作読みに行こう。
あ!書いてあった!確かに!
お………思い出せない……。フ?へ?
なんだっけ………。
固まるヒンメル達。
そんな展開の話も見てみたい。