ビバ!バレーボール!……ケガ、病気、あげくは死まで。波乱万丈の一年間。
主人公 細村千恵。
同じ町の宿敵中学大林との試合に負けるも、その後の猛特訓でクイックを収得。見事雪辱を果たしてバンザイ!
勝手な予想だけど、当初の連載予定はここまでだったんじゃないかと思う。ところが人気を博したので延長決定(そうなのか?)、新章がスタートしてから猛烈にエンジンがかかった、いろいろな意味で。
新章が始まってすぐに千恵はキャプテンになる。進級して新入生が入ってくるから多分この時点で3年生。
最終回で高校生になったと言うセリフがあるから、新章は千恵が3年生の一年間の話だ。
ものすごく濃い一年!
ざっと流れを追ってみた。
春。鬼キャプテンになる。新入生をシゴキすぎて百合ちゃん、倒れる。実は心臓が悪くスポーツは無理な体だった。
フライングレシーブをマスターし、全国大会決定。
大会を前にして、全国屈指のアタッカー森田と個人的勝負。受け損なって目に大ケガを負う。失明の危機!
来日中のソ連の名医、フルスキー😰の手術を受ける。
全国大会出場。目薬を忘れた千恵のために取りに行った百合が途中で事故死。
全国大会優勝逃すもソ連への留学生に選ばれ、ついでにフルスキーのもとで再手術。
世界のジュニア大会にソ連選手として出場。まじか……。裏切り者と日本中の批難に晒される。
誤解が解け帰国。少年院チームにはめれ試合することに。私闘ゆえ、国際大会出場資格を失う。
誤解が解け(またか)、北朝鮮のチームと対決。弓状アタックで親友の浜京子死亡!
春、浜京子の墓に高校進学の報告。
ビバ!バレーボール!
自身の2度の手術に加え、身近な人間が二人も死亡。中学3年生には過酷な展開だ。
百合は千恵の家まで目薬を取りに行き、会場へ戻る途中の工事現場で落ちてきた鉄骨の下敷きに。
届けられた目薬には血が付いていて……。
浜京子は北朝鮮チームにいる腹違いの妹が危険な技を繰り出すのをとめようと、自らその技「弓状アタック」を使い死亡する。
弓状アタック。
高〜〜くジャンプして上体を反らし、空中でほとんど「⊃」の形になる。そこから反動を使ってアタックを繰り出す技。体への負担が大きく熟練したとしても何本も撃てない。連打する妹を止めようと浜京子はぶっつけ本番。妹との和解はなるが、背骨が折れ内臓に突き刺ささっていて……。
千恵の目にケガをさせた森田のアタックは😰か「殺人スパイク」とか呼ばれていた。
ソ連のナタリアは「消えるスパイク」。あまりに速くて消えたように見えるのだ。
いや、消えたものは見えないか。
千恵は留学でこの消えるスパイクを習得する。結構あっさり。
中学生、恐るべし。
小学生の私は中学生になれば凄いことができるようになると思った。
それはないか。
でも、私は高校ではバレー部に入ったよ。