放課後あつまれ!…西谷祥子を語ってみる。
「放課後あつまれ!」。
検索してみて驚いた!単行本で1巻!
1巻?
1巻で完結?
ええぇぇ〜〜〜!?
そんなに短い話だった気がしない。
主人公キッコがハンサムに出会ってバタバタの学園コメディ…かと思ったら、話は急展開して太平洋の小島の王国跡目争いへ。
それが大円団で完結かと思ったら二人の仲がピンチになりまたまた騒動へと、言わばザックリ3部構成みたいな展開なのだ。
とても単行本一冊に押し込められるとは思い難い。
始まりはやっぱり放課後だ。
キッコが水泳部の練習に向かうため黒の水着で登場。
これ、ビキニなんだよね。部活じゃあり得んけど〜。
で、それが手芸部だか裁縫部だか友人の😰にハサミでチョキン!
水着パラリ。
おニューの水着がパアになったキッコはプールに下着のブラとパンティで現れる。まあ、水着だって要するにブラとパンティだってことなのだ。
颯爽と泳ぐキッコの頭上、飛び込み台から笑い声。
文句があるなら飛び込んでみろ!できるわけないわ。水泳部で泳げるのは私だけなんだから!
えっ?まじ?なんじゃ、それ。
と、読者が思う間もなく飛び込んできた人物。
それが、ハンサムだ。
当たり前だけど「ハンサム」は名前じゃない。自分で言ったのか、キッコが付けたのかは😰。
本名は
ブライアン-次郎-コスギ
何を隠そう、太平洋に浮かぶ小島の王子様で、跡目争いの結果、子供の頃に海に流された……って生い立ち。
ここから舞台はその島に移り…….。
ギャグあり、ちょっとH要素あり、ハンサムカッコいい。女の子にはたまらない漫画だった。
「見つけた〜!キッコのブラジャー!」
西谷祥子の漫画には全てがあった気がする。
どれがそうかは言えないけど、漫画の中には「美人」とか「いい男」として描かれてるキャラがとてもそうとは納得できないものがある。
でも、西谷漫画は違った。
美人は本当に憧れるほどの美人だったし、ヒロイン話間違いなく可愛かった。
ハンサムな子を描くならきっとこんな感じだろうと思う姿がそこにあった。
少なくとも私には。
ちなみに西谷祥子のキャラの瞳は「日」だ。
真ん中のハイライトが「日」の字になっている。
ハイライトの形で個性的なのは、井出ちかえ。
こちらはギザギザの星が、目の下半分を占拠している。
王国に囚われたハンサムがムチでボロクソに打たれるシーンには、ハラハラドキドキが止まらなかった。
私はかなりなSに違いない。