勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

イズァローン伝説……と「光の王」。

これは私の一方な印象。

イズァローン伝説の前半。
ティオキアが地下で魔王を呼び覚ます件を読んでいた時に、ある小説を思い浮かべた。

ロジャー・ゼラズニィの「光の王」。
ハヤカワ文庫から出ているSF小説だ。

話は全然似ていない。
似ている所があるとしたら、深い深い地下へ降りて魔族の王ターラカーを開放し、ちょっと体を乗っ取られそうになることくらいだ。

ただ、なんとなく、

同じような空気を感じた。

もしかしたら竹宮先生もこの小説を読んだ事があるんじゃないか?と、勝手に想像している。

「光の王」は遥かな未来の話だ。
ある惑星に入植した人類は、元々はその星の住民で今は肉体を捨てエネルギー体となった羅刹(魔族)を地の底に封じ込め、繁栄を手に入れる。
人類は肉体を取り替える「転生」を通常の事として確立していて、初期の入植者で特殊な能力をもった者達は、転生を繰り返す事により能力が強化され、いつしか神のような存在として君臨していた。
主人公のサムは自身も神の一人でありながら、その体制を崩壊させるべく神々と戦う……。

まあ、そんな話だ。

主人公サム。

またの名は、シッダルタ。正覚者、仏陀

他の登場人物の名前をいくつか挙げると、

ブラフマン
ヴィシュヌ
シヴァ
アグニ
ヤマ・ダルマ
カーリー
クリシュナ

どこかで聞いたことあるでしょ。

内容も文体もメカメカしいSFではなくて、神話や叙事詩を謳うような雰囲気がある。
インド神話や宗教に興味があって、ハードなSFはイマイチって方には超〜お勧め!
「転生」が上手く話に絡んでとても面白い。
ただ、敬虔な仏教徒の方にはちょっとショックなセリフもあるので……。

なんか、いかにも竹宮先生が読んでいそうな気がしないか〜?。
でも、実は、この本。当初の表紙を描いていたのは竹宮先生ではなく、萩尾望都先生だった!
私の持ってる本はいつの出版だか、それとはまた違ったイラストチックなヤツだけど。

確かに、もし漫画化されるとしたなら、竹宮先生より萩尾先生向きだとは思うなあ。シブいおじさんはたくさん出てくるけど、少年キャラがいないしね。

何度か再版されているから、本屋の店頭にはもう萩尾バージョンは無い。図書館か古書レベルだけど、機会があったら探してみたい。

小説の漫画化……ほどではないが、竹宮先生が描いた「砂の惑星」のポウルが忘れられない。
ちょっと自信が😰だけど、「地球へ…」の総集編内、ページの左側余白に描かれていた!!

緩く流れる衣装と黒い髪。首の周りにはスティルスーツのチューブが見えている。
デューン砂の惑星のポウル」と但書があった。

そうだ。

砂の惑星を漫画化するなら、こっちは萩尾先生よりも竹宮先生だ。

そういえば、「アンドロメダストーリー」で王国を脱出したジムサが母と荒地に逃亡する辺りは砂の惑星っぽいかも知れない。

どうも私と竹宮先生は読み物の嗜好(志向)が似ている?

勝手に思ってるだけ…ね。