勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

超人ロック……この文字を見つけると、手を止めて二度見してしまう。

私が学生の頃だ。
SF漫画やアニメが好きな友人の間では、知らない者はいなかったけど、

ちゃんと読んだことのある者もいない。

超人ロック」はそういう不思議な漫画だった。

今で言うなら、
個人的なサイトに載っていた漫画が一部の世界で人気を獲得し、商業誌がほっとかなくなった。
そんな感じなんだろうか。
ただし、紙の媒体しかない時代だから、読みたいと思っても見つけるのは非常に困難。
知ってはいるけどカット程度しか見たことない、伝説級の作品だった。

たしか月刊OUTで特集の記事が出た…と思う😰

何かの雑誌に読切が載ったとか連載されているとかを後から知り、見逃し続けた果てに少年キングで本格的な連載が始まる。
ようやく普通に読めるようになったのだ。

その時の後遺症か、
超人ロック」という文字が目に入ると、動きを戻しても二度見してしまう。
タイトル見るだけで鼓動がちょっと早くなる。

とか言って、それほどに好きな作品なのか?となると、正直びみょ〜〜。
しかも、シリーズをたくさん読んでるわけでもない。

炎の虎
コズミック・ゲーム
魔女の世紀
新世界戦隊  
ロンウォールの嵐 
サイバー・ジェノサイド
冬の惑星
ロード・レオン
光の剣

他にポロポロあるけど、ストーリーを覚えているのはこのくらいか?。

50年も続いている歴史を考えたら、あまりにも一部過ぎる?
でも多分、ここらへんが一番読まれた時期で人気が高くて最も王道なんじゃないか?…と勝手に満足している。

ご存知のようにロックは、いわゆる「正義の味方」ではない。
作品によっては結構冷たいし、わがままだし、身勝手。
各話にはそれそれに主人公がいて、ロックはそれに絡む形で登場。場合によっては脇役程度の見せ場しかなかったりする。
時系列に発表されるわけではないから、ストーリー内での時代があちこち飛ぶ。それに伴ってロックの立ち位置や性格の成熟度が変わる。

びみょ〜〜だと言う理由はここらあたりにある。

単純に超能力爆発ロックの活躍が見たい私は、時として不完全燃焼気分になるのだ。

が、
それは「超人ロック」に心酔するには、理解をしなければいけないこと。
これはロックの物語ではなく、地球、銀河連邦、エスパー達、人類の未来の物語なのだ〜〜!


そういう方向から考えたら、「魔女の世紀」は勧善懲悪で戦闘シーンも多い。ロックも人格的に安定していて正義漢っぽい。
話もわかりやすいし、だから映画化に選ばれたんだろうと思う。
対比になるヤマキ長官も、好感度高いキャラだしね。

先の、私が読んだ作品を時系列に並べてみる。

サイバー・ジェノサイド
ロンウォールの嵐
冬の惑星
コズミックゲーム
炎の虎
魔女の世紀
ロード・レオン
新世界戦隊
光の剣

こんな感じ?

「冬の惑星」でトアが発見された。
ラストではロックが移民としてトアに渡る手続きをしている。

「魔女の世紀」の冒頭。
ロックはトアの牧場で羊を飼って、のどかに暮らしている。

この間に「コズミックゲーム」と「炎の虎」が入るとしたらロックは一旦トアを離れ、惑星マイアやディナール、地球へと移動しまくり、戦ったことになる。
「炎の虎」はまだしも「コズミックゲーム」のロックはかなり精神的にも幼く見える。一度子供に戻ってやり直してるからか?

エスパーとしての自分の未来に絶望するアマゾナに「ひとりじゃない」と言う。

一緒に居てくれるってこと?

そんなこと言うロックはちょっと意外だった。
大体において、騒動が終わるとひとりで消えてしまうから。
もしアマゾナが応じていればトアには戻らず、「魔女の世紀」の話もなかったろうか。

「コズミックゲーム」のラストでは、😰だけど、子供に戻ったロックを農場の夫婦…😰が拾うシーンがあったように思う。

「魔女の世紀」でお隣のロペスさんが
「両親が亡くなって随分経つ。そろそろ嫁さんの世話をしてやらにゃ…」
みたいなことをつぶやいている。少なくともロックはこのトアの牧場で「両親」と暮らしていた様子だ。

あの時、拾った両親…か?


どうも釈然としないけど、バレンシュタインさんが登場しているからやっぱり時代としてはこういう並びなんだろうなあ。

とにかく、トアが発見されてから、
調査団が飛び立ち、
ロックが移民として渡る。

漫画ではコマ続きだからうっかりするけど、ここだけでそれなりの年数がかかっているはずだ。

移民受付窓口の女性は
「トアは大変な所。持って行った作物が育たない」と話す。
入植が行われ、作付けの何シーズンかが既に過ぎているということだ。
そしてヤマキ長官がロックに会いに来た時のトアは、緑豊かな田園が広がっている。

かなりの年月が経過してるようだから、ここでのロックの人生も何度目かだろう。

たまには他の星に行ってても、まあ、おかしくはないかな。

こんなことを考えるのは楽しい。