勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

【海皇紀……未回収の謎がいっぱいだ〜!】の追記!ファンの父親が前海王だった事に拍子抜けし過ぎた件。

上記の記事にS様より非公開ご希望のコメントをいただき、その通りだ〜〜!と更なる「謎」のひとつに思い当たった。

S様、ありがとうございます。

この「更なる謎」は「未回収」とは言い難いかな。
マリシーユが実にあっさりと回答しているからだ。

ファンの父親は、前海王のレグルスか?

「そうよ」

あまりに直球な返事にソルは拍子抜けしてたようだけど、そりゃ、私も同じだわ。
本人がそう言うんだから、それで解決な話なんだけど。
でもなんかモヤモヤする。

●海王レグルスの死の謎。
 さらにはレグルスとはどんな人物だったのか。

本当に遭難なのか、フェルカド達の謀略なのか、
はっきりしないままだよね。
どんな人物かも描写されず、とりあえず名前だけ登場。
王なのに、随分な扱いた。
これだけ見たら申し訳ないけど、ちょっとマヌケな人なのか?と思う。
これと言って秀でた能力も功績もなく、
王としては凡庸な人物だったのかという印象だ。

だけど、ちょっと待ってね。

そういう人物だったらマリシーユが「選ぶ」か?

マリシーユがどうして、
どうやって海都に来たのかは語られていない。
でも彼女はこの時点で計画をしていたのだ。
おそらく、クラッサ・ライを追い詰めたとしても、
対決となったら女の身である自分では勝てない。
ヤツを倒すには男子。
つまり自分には子供が、男の子が必要なのだ…と。

彼女が海都に来た目的が「父親探し」だとは思わないけど、結果としてそうなった。
そして、父親は誰でも良かったはずはない。
彼女の技とニホントウを受け継げるだけの資質と器を兼ね備えた子供……を与えてくれる相手でなければならないからだ。

その点において、
レグルスはマリシーユの見立てに合格した。
なんの取り柄もないおっさんではなかったろう。

私の想像だけど、
マリシーユはレグルスに、その辺りの目的をはっきり言ったのではないかと思う。

「ちょっと事情があって、男の子が欲しいのよね」

レグルスはそんなマリシーユを面白いと思ったろう。
かなりの度量の持ち主だった気が、益々してくる。

それを踏まえると、
「そうよ」の、あっけらかんとした答えも頷ける。

そこには「愛情」のように粘度の高い感情より、
からっとした「友情」みたいなものを感じるから。
彼は決して、マリシーユにのぼせた挙句、八番艦を与えた訳じゃない!

……と思う反面、引っかかる点もある。

マリシーユにしてもファンにしても、
レグルスの死に憤慨している様子が無いのは、あまりにも故人が可哀想だし、不自然てはないか?

ふと、よぎる疑念。

後付け…か?

あ〜でも、それもちょっと考え難いかな。

もしレグルス父親が後付け説なら、当初の予定は誰だったんだ?
まさか誰とも設定してなかったとか、姿も名前も出ない完全モブとか?

例えば海都に来た時に、既に身籠ってたとしたら?

実は私には、
当時ちょいと予想していた筋があるのだ。

オンブルワ・ゼ・フォレストの存在だ!

登場時から
卓抜した操船技術を持つと破格に喧伝され、
色の濃い肌と銀髪とえらく大仰な長い名前は、
なかなかに気合の入ったキャラ設定じゃないか?
出自にもワケアリっぼいし、何よりファンが目にかけてる感、半端ない。

「いい船乗りが好きだ」

それだけ?

私が何を期待(予想)したかというと、

ファンとフォレスト、腹違い兄弟説!

そしてファンはその存在の可能性をマリシーユから聞かされていて、出会った時すぐに彼だとわかったのだ!
雰囲気で決めるとファンの方が若干でも年長かな。
そんな風に想像して見たら、ファンの兄貴っぷりに
なるほど〜と、ニヤニヤしてしまう。

いや、これ、
当然のこと、撃沈説だったんだけどね。
腹違いはいたけど、全然違う筋だったもんね。

たが、しかぁしっ!
私はちょいと食い下がってしまう。

川原先生は途中まで、
ファンの父親を誰にするか決めてなかった……!

すいません!
批判の意図は全く無いので、別の言い方を!

父親が誰であるか、幾つかの展開を用意して話を進めていたのではないか?

海王の継承候補になるのに血縁は関係ない。

これ、どっちにも転べる下地とも取れるし。

どう進めるのが一番面白いか、物語の雰囲気と読者の手応えを客観的に見つつ、
後半、戦闘に重きを置くためにも他の部分を複雑にするのはあえて避け、
一番もっともらしい説、採用。

勝手に考えすぎかな〜。

でもひょっとしたら、危なかったかも。
結局最後まではっきりさせないまま終わることだって、出来た。有り得たと思うからだ。

さてね。
…と、舌を出すマリシーユが現れそうだわ。

ところで、「ファン」って「煌」だよね。

言わずにいられないっ!ジョジョ6部「ストーンオーシャン」を読み終えて…おい、ちょっと待って。それってもしかして?よく考えたらトンデモなくて、そりゃ無いよ〜と言いたいっ!

単なる愚痴です。
アタマの整理をつけるために。
すぐ終わるから(笑)。

いや、愚痴…とはちょっと違うかなあ。

ジョジョ6部「ストーンオーシャン」。

人づてに聞いた限りでは、ジョジョの中でもあまり人気がない…とか?
そうなの?
私にはとても面白かったよ。

うん。作品は、とても面白かった!
徐倫、綺麗だし、かっこいい!
ただ、ちょっと言うなら、
スタンド能力のスケールがぶっ飛び過ぎてて、
人間技じゃなくなった感、半端ない。

元々人間技じゃないんだけどね。

NARUTO読んでても思ったんだけど、技があまりに
凄くなりすぎて、かえって戦闘の面白味が削がれてくんじゃないか?って心配になった。

でも、今回言いたいのはそういうことじゃない。

問題は6部のラストなのだ!

世界どころか、宇宙が終わったよね、アレ。

6部って、舞台が2011年だってね。
5部は2001年だったよね。
つまり、ストーンオーシャンは、黄金の風の10年後なわけだ。

10年!

イタリアのジョルノは25〜6才よ。
ボスになって10年。それなりの苦労や抗争を経て
組織を強固に掌握できたころじゃないか?
いずれにしても、目指すところにはまだ道半ば。
やりたいことも、やるべきことも、
さあ、これから!って時にだ…よ。

それをすべて、ご破算、無に期する、降って湧いた
世界の終末じゃんか〜!

イタリアで彼らはどうなった?
ジョルノは?ミスタは?
あんなに犠牲を払って手にした組織は?
5部のストーリーは?
抗った運命は?

こりゃ、ないわあ〜。

実際、唖然としたってのが、本音。
こういうはっきり繋がってるシリーズって、
今進行してる舞台の話を読みながらも、前作のキャラの存在を感じたい&探してしまうもんじゃない?


それとも、新たな世界で、新たな彼らが…

徐倫がアイリンになったように (「ジョ」ではなくなった)
ジョルノではなく、●●ルノになった誰かが、
ギャングなんてカンケーない世界で楽しくやってるとか?

そこには4をラッキーナンバーにする誰かがいたりするってか?

いやいやいやいや〜、ちょっと待って!

5部信者にはあまりに衝撃的過ぎます、
荒木センセイ〜!!


PS。
今、まさに、黄金のイタリアツアーが開催中。
私はツイッターで追いかける身。
現地の皆さま、楽しんで来て下さいね〜。
ワクワクのツイートやたくさんの写真、
ありがとうございます。

PS 2。
黄金のイタリアツアー、無事に終了のようですね。
行ったわけでもないのに、なんか凄いロス感…。
現実に戻れるのか心配だわ。
参加された皆さま、お疲れさまでした〜。
皆さんの写真見ながら、原作を読み返そうかなあ。
ジョジョアプリのコインも2000点貯まってることだし。

昔読んだ「宇宙戦艦ヤマト」の小説を断片的に思い出した。あまりに記憶が曖昧だし、そもそも話が妙だった。まるで子供時代の妄想か、悪夢か。あれはほんとに存在した小説だったのか、疑いたくなる。

昔は今と違って、アニメのグッズはもちろん、
アニメ関係の出版物なんてほとんどなかった。
人気の出たアニメはせいぜい絵本になったり、
子供向けの漫画雑誌に乗っだり、
お菓子のパッケージになるくらいか?

バビル二世の絵本。
ゼロテスターとキューティーハニーは紙芝居を買ったことがある。
本屋やおもちゃ屋をフラフラしては、好きなアニメの商品がないか探した。
もちろん、もし何かを見つけても子供のお小遣いでは限界があるから、大抵は見るだけね。
そんな中で、
宇宙戦艦ヤマトの小説と、ひおあきら著のコミックは、頑張って買った。

問題は、その小説。

知らなかったんだけど、ネットで探すと、
ヤマトの小説は結構いろいろあんのねぇ。
私が買ったのがそのどれだったのか。
もう現物は無いし、作者も覚えてないし、ストーリーもほとんど😰😰😰で、手掛かり無し。

ネットでわかる限り追いかけてみたんだけど、
よくまあこれだけ、本によって展開もラストも違えるもんだ〜って感心するわ。

これに比べりゃ、
映画では死んだキャラがテレビシリーズでは死なない…なんて、たいしたことじゃない。
これはもう、作る度に展開が違うのは、
昔っからのヤマトの伝統なのかと思うほど。

さて、

で、

私の記憶に引っかかってるその小説版ヤマト。
コイツもなかなか個性的だった気がするんだけど、
実は覚えている箇所が4点くらいしかない。

●雪が古代君のことを「進さん」と呼んでいた。

なんかもう、違和感しかない。

●戦闘配備中にでも食べられるように、「携行食」……というか、弁当みたいなのを工夫して、艦橋 の面々に配ってるシーンがあった。

具体的にどんな食いモノだったのかは思い出せない。
長く続く戦闘配備で席を離れられないクルーの食事を心配して、(雪が?)工夫したものだったか…な?

●雪に恋心を抱いた島が、ラブレターを渡す!?
 その想いを拒否する雪。
 それを目撃した古代君に、雪が言ったセリフが!
 「あの手紙があなたからなら良かったのに」。

これ、マジでアカンやろ〜〜!
古代君に対しても、ましてや島君に対しても、
絶対言ってはならない類の言葉だ。
雪ならこんなことは言わないだろうし、この状況でこれ言う雪ならやめとけよ、古代君。

イスカンダルからの帰路。
 雪にフラれて失意の島君は、艦載機だか何かに載ってヤマトを離脱してしまう。

地球近くで…ではない。まだまだマゼラン星雲内くらいのとこじゃないか?
ヤマトを単身離脱。イコール自殺だわ。
ってか、なんだそれ?
島君、キャラ設定が悲惨過ぎて笑えん。
 

憶えてるの、以上っ!
いや。ひょっとしたら、間違ってるかも。

こんな小説、ほんとにあったんだろか。

これほどに記憶が定かではないのは、あまりの違和感で当時の私の脳が記憶するのを拒んだのか…?。
無事に放射能除去装置をゲットできたのか、
ちゃんと地球に帰れたのかも覚えてないもんな。

しかし、島君って、扱いが酷いケースが多い。
たいした役どころが貰えずにその他大勢だったり、
テレサと恋に落ちても、助けられる一方で見せ場が無い。
挙句の果ては、別に死ななくてもいいだろに…って最期だ。
古代君の親友のはずなのに、あまり古代君に頼りにされてるシーンも無い。
勿体無いキャラだなあ。


ひおあきら著のコミックは、もう少し覚えている。
スターシャが完全スケスケのネグリジェみたいなドレス着てたのは、子供の目にも恥ずかしかった。
古代君達は目のやり場に困ったんじゃないか。
雪はさぞかし気を揉んだろう。

イスカンダルはやはり滅びをゆく星だったけど、
それはあろうことか、二重星の片割れガミラス
攻撃によるものだという。
そしてヤマトを見送ったスターシャは、ガミラス星を道連れにイスカンダル星ごと自爆するのだ!

いや、もう、ヤマトって、作る度に話が違う。

どれを選ぶかは見る方のお好み次第か?

間もなく、
また新たな展開のヤマトが出て来そうだし。
個人的には25、6歳の古代君はキツいんだけど、
まあ、期待しないで待ってるかな。
ささやかな希望だけど、
各キャラの口はもう少し小さく、鼻の下を短くして欲しいなあ…。

銀河英雄伝説……をネタに、好き勝手の雑談し放題。

ヤン提督 名言集。

ってのが、ちょっと検索するとめちゃくちゃたくさん出てくる。
文章だけで読んだら結構説教臭いものや、
鼻につくものもある。(ごめん)

あれは、ヤン提督が、
彼のあの「雰囲気」で言うから、
すんなり受け入れられるんだよね。

私が好きなフレーズは、
正確な言葉は😰になってしまったけど、こういう意味のことだ。

人は、
「命より大切なものがある」と言って戦争を始め、
「命より大切なものはない」と言って戦争をやめる。

ああ、全くその通りだ!

…とは思うものの、この
「命より大切なもの」ってのが何なのか。
本当のところ「ある」のか「ない」のか。
そう簡単に答えが出るもんじゃないよね。

年を取ってくると、若い頃ほど自分の死が怖くなくなる。
若い頃…子供の頃は、死んだら自分がどうなるのか
って考えて、無性に怖くなった。

今はどうか。

身近な人に死なれたら、
残された自分はどうすりゃいいのか。

これ考えると、怖くてやだ。

そう。
怖いのは、
死ぬよりも死なれてしまうことの方になった。

ここで問題なのは、これが
身近な人には長生きして欲しい。先のある人は尚更だ。死ぬなんて可哀想だ。
…なぁ〜んて、その人を思いやる気持ちからではないこと。
死なれてしまったあとの自分を想像すると、
怖くて仕方ないってのは、要するに、

大事なのは死に行く人ではなく、
残される自分の身の上だ。結局、自分だ。

結構、浅ましい、我ながら。

ここで、心根の良い人なら、
「そんな辛いだろう思いを人にさせてはいけない。身近な人達の為に長生きするんだ!」
と思うのだろうけど、
ずるい私は
「絶対先に逝くぞ!」と決意を新たにするばかり。
都合よく行くかどうかはわかんないけど。

そんなこんなで、
お気に入りキャラが死ぬ話は、とても苦手だ。
読んだ後の辛さがイヤだ。

ヤン提督は、先に逝ってしまった。

こういうのは、わかっていても、
立ち直りに時間がかかる。ほんとやだなあ。
沈黙の艦隊」もかなり好きな漫画なんだけど、
ラストが辛くて読み返すことができない。


ヤン提督の語録で好きなのをもうひとつ。

「自分の信条を他人にひけらかすのはやめよう」

「信条は何か」と聞かれた時の返答だっけか。
彼の「信条」はこれらしい。

で、
たしか、キャゼルヌさんの信条は「家内安全」。

話は変わって、
私はこういう団体同士の正面衝突型戦争物に、
ものすごくストレスを感じる時がある。

英伝の艦隊戦もそうだし、
ガンダムやヤマトもそれに入る。

負ける側が、あまりにもアホすぎる!

逆に言えば、アホだから負けるんだろうけど、
話として全く好きくない。

大抵が作戦も統率も信念もないままに、エゴや傲りや意地で「ばかな〜!」とか「おのれ〜!」とかを
喚いてドカーン!
かたやメインキャラ側は落ち着き払ったもんだ。
「わかっているだろう」とか「お人の悪い…」とか
語らずとも察しの良い面々が、思わせぶりなセリフでニヤリと笑う。
そして「さすがだな」って感じてあっさり終わる。
敵がアホなので「さすが」なのかどうか、よくわからないや。

対比がスゴすぎて、シラケてしまうのは私だけ?

私としては正直、もう少しリアリティのある展開が欲しい。
それとも、戦闘って、実際そんなもんなのかなあ。
まあ確かに、東郷さんがバルチック艦隊を破った
日露戦争における日本海海戦も、「坂の上の雲」で読んだ印象では「そんな感じ」ではあった。
戦闘ってのは「勝つべくして勝つ」。
その準備ができてない方が負けて、アホを露呈するってことなのかなあ。

アニメ版でよくあるレイアウトだけど、
艦橋の大きなスクリーンに戦況の映像が投影され、それをみんなで見つめている場面。
あれ観て思うんだけど、
ドカンドカン爆発する映像。
その度に何千人の命が散ってるんだよね。
普通の神経では冷静に見ていられるもんじゃない。
戦況が動く、もしくはある点まで煮詰まるまでは
お互いの数を減らす為の単なる撃ち合いだもんな。
艦橋の皆さん、よく平静に見ていられる。
私なら彼我の被害状況ばかり心配になって、パニックだ。

良い指揮官の条件には、ああいう光景に動じず、
平常心で眺める(…ように見える)器が不可欠なんだろう。

絶対、無理。

「やれやれ…
私はロクな死に方はできないだろうな…」
……と、ヤン提督のつぶやきが聞こえるようだ。


重い話はこれくらいにして、

フレデリカさんが料理が苦手なのもちょっと納得し難い。あれほど有能で頭の良い彼女が、
たかが50gだか100gだかの肉を、上手く焼けないハズはない。調理機器だって今より断然進化したものがあるだろうし。
完璧な彼女のちょっとした欠点…として、人間味を加えたんだとは思うけどね。

ユリアンが煎れた紅茶に、ブランデーを大量投入するのもどうかと思うのだ。
もはや「紅茶入りブランデー」になっているらしい
記述もある。
ユリアンは紅茶を煎れるウデもなかなかのもの。
きっと葉もフレーバーも考え抜いて用意してあるんだろう。
その薫り高い紅茶に、いくらストレス溜まってるとはいえ、止められるほどブランデーを入れちゃうとは、ヤン提督らしくないと実は思っている。
インスタントのならさておき、
ユリアンの紅茶にはブランデーは入れない。
もしくは、ほんの少しだけ。

ヤン提督なら、
そういう配慮、しそうなんだけどなあ〜。

アッテンボローが「あれ?ブランデーは?」。
ヤン提督「いや、これにはいいんだ」。

理由は説明しない。でも、アッテンボローはなるほどね…と了解するだろうね。

同盟軍の軍服。
私なら、あれは着たくない!
上着の丈が短いから!
ジャンパー仕様なのはわかる。だから丈が腰までなのもわかる。
でも、
台多数の女性の賛同が得られると思うのだけど、

お尻が隠れない上着は、いやだぁっ!

しかもズボンが白系統?
膨張色だ、最悪だぁ〜。
せめて黒系にして。
軍服のこどだけなら、私は帝国軍に行きたい〜!

銀河英雄伝説……この作品のアニメは面白くないと、私が思う理由。劇場版は未鑑賞だから、これはあくまでもシリーズ版の話ね。

リメイク版アニメ。
イゼルローンが堕ちたところで、私も落ちてしまった。
もちろん私は小説既読組だけど、  
小説を読んでいた段階からあの一連の作戦には
賛同できない…というか、
納得できない…というか、
そんなアホな〜という気持ちが強かった。

あの巨大で何万もの敵兵がいる要塞が、
あんなハッタリで、
あっさり乗っ取れるはずがない。

あ〜

私は決してアンチ銀英伝ではないので!
当然、ファンだから!

誰のファンかって?

はい、

ヤン提督とミッターマイヤーですっ。

かなり正統派の素直なファンでしょ

実は旧作アニメは諸事情により飛び飛びで、しかも全体の半分も観られなかった。
今回のリメイクを心待ちにしていたんだけど、
ん〜〜〜〜〜。
正直な感想「やってるだけ」って内容だった。
イゼルローン攻略はそれでも前半のヤマだろうからドカン!と決めてくれるんじゃないか?
そんな期待もあったのだ。

なんか、稚拙だったよね、やっぱり。

せめて、
トゥールハンマーの威力描写がもっとこう………。
発射を命じるヤン提督もあっさりし過ぎて、
なんにも胸に来なかったなあ。

で、以後、

これ観るために、
1時半まで起きてる意欲を無くしてしまったのだ。

難しいんだろうね、アニメ化。

旧作を絶賛する声はよく聞くし、全編を観てもいない私には言えない事とわかってるけど、
「やってるだけ」感はあの頃にもあった。ごめん。
面白い回と、ダラダラ回の差が大きくて、話を消化してるだけな気がする時があったのだ。

なんでアニメになると、こうもつまらないのか。

無責任&独断的&超個人的な考えを並べてみる。

チャラいファンの私が銀英伝に言及するのは
怒られそうで怖いけど、
寝言だと思ってお赦しを。



とにかく、長い話だよね。
エピソードも目白押し。
ファンにはそれぞれ好きなシーンやセリフ、
思い入れのある場面がある。
その人物を語るには必要な背景もあるから、
大胆に端折るのは許されない空気がツラい。

「起・承・転・結」。
シリーズもののアニメであっても、
各話の中にこれは必要だと思うのだ。

昔の経験だけど、
連載漫画であっても、必ず毎回、
起承転結を意識しろと言われた。

作品全体の大きな起承転結はもちろんあった上で、
毎回小さな起承転結を積み重ねるのが「連載」。
そうでなければ「今週はただの繋ぎ回だね」となり
読み手に飽きられてしまうぞ…と。

英伝を観ていると、それを思い出す。

小説の銀英伝でも、小さな起承転結が繰り返し展開される。
でもそれは、小さいとは言っても、
30分もないシリーズのアニメに詰め込めるようなスパンの短いモンじゃない。
無理に入れれば端折ったと言われ、
何回かに分ければ、ダラダラした説明回みたいなのが挟まってくる。

シリーズには、決定的に向いてないんじゃないか?

例えば連載漫画をアニメ化する場合。
漫画家は毎回に起承転結を盛り込んで来るから、
1回分を1話分のアニメにすれば、おのずからそういうものに仕上がるよね。

じゃあ、まず、連載漫画にすりゃいいんじゃね?

英伝にも漫画版があるのは知ってるよ。
道原かつみ版は、結構好きだ。一番ユリアンがかわいい!

でも漫画版って、
漫画版ダカラ…で改変や脚色を容認してるトコって
……ない?
ああ、そうきたか〜的に、自由度を楽しんでる感。
だからもし、漫画版がそのままアニメになったら

どう?

なんかまた、違った銀英伝で、
それはそれで面白いのかな。

それとも、小説銀英伝とは似て非なるもの!と、
反発するファンも出てくるのかな。

何言ってるかボケてきたけど、つまり、
アニメの各話に
盛り上がりを埋め込むのか困難な宿命なのだ。


加えて、登場人物はみんな大人。
異星人や異能力者は出てこないし、破天荒なキャラが作りにくいよね。
容姿も軍人である以上、派手にぶっ飛んだデザインにはできない。
視覚的にアニメ映えしない。

当然、アクションにも限界がある。
白兵戦であっても普通の人間だから、イマドキアニメの真骨頂、派手なエフェクトはお呼びじゃない。

アクションが欲しいからといって、
ヤン提督にカーチェイスさせるのも問題だ。
そもそもヤン提督が自分で車を運転することからして、違和感ありありだよ。
フレデリカが大の男を捩じ上げるのは、まあ、カッコはいい。
でも、軍の規律をあまりに無視するのは、リアリティが益々無くなる。

物語は大半がセリフで進む。
ヘタをすれはナレーション。
戦闘は宇宙での大艦隊戦。
敵も味方も陣形組んで、要するに撃ち合いだ。
主人公他、面々は、艦橋に陣取って指揮。
しかも主要キャラになるほど落ち着き払ってるから
動きもセリフも少なくて、緊迫感が伝わりにくい。

すべてが、地味だ。

地味な作品がダメだと言ってるんじゃないよ。

実際、小説は地味な政治劇でもあるし、
複雑で、登場人物も多い。しかも、名前長いっ!。
読破するには結構根気と忍耐が要るよね。
でも、そこは小説だから、ゆっくり自分の中で
納得しながら読むのが楽しい。
……が、これをそのままアニメにしたら、
ダラダラ退屈で山場のないものになるのは、これ、
当たり前っしょ。



いじるのも難。

いじらないのも難。

そういう宿命の作品なんだよね。

だから、劇場版だ!

劇場版……どう?
まだ観てないし、多分観に行けないと思う。
CMで観る限り、音楽が良くなった気がする。
やっと来た?って感じの音楽だ。

3章全て公開が終わった後のレビューを読んで
満足しようかな。

今回も「海のトリトン」……ポセイドン族について不思議に思ってること。。

一般によく言われる「7つの海」。

7つ、全部言える?

クイズ番組で、そういう質問がされるのを見たことがある。
当然「正解」とされる答えはあったはず。
そこまではちょっと覚えてないけど。

ディズニーシーで昔やっていたショー
「セイル・ア・ウェイ」。
豪華客船S・S・コロンビア号の出港を祝う
ミュージカルショーだ。
その中で、
「S・S・コロンビア讃えよう
 7つの海を駆け巡る」と歌われる。

7つの海って、ど〜こだ〜。
…と、ショーそっちのけで話が盛り上がった。

そもそも、この歌が良くない!
このあとには確か
「船長は勇敢」って歌詞が続く。

駆け巡るとか勇敢とか。
S・S・コロンビアは豪華客船だよ?
海賊船か冒険野郎の船かい?
だからカリブ海は絶対入ってるぞ!

結局、ネットをググって解決したんだけど、

「7つの海」は
時代や国、地方によって、いろいろ違うのだ。

基本的にヨーロッパ寄りに挙げられるのが多い気がするのは、やっぱり昔から航海の中心はヨーロッパだったことに関係するのかな。
黒海カスピ海が入るものもあるらしいから。
アメリカ寄りに挙げる人がいたら、五大湖なんかが
入ってても不思議じゃない?
7つのうち5つまで、そこで終わっちゃうけど。

海のトリトン」での「7つの海」は
それを治めるポセイドン族の配置からみて、

北太平洋
南太平洋 
北極海 
南極海
インド洋
地中海
大西洋

南極海って、私の時代では「南氷洋」と教えられたなあ。
目印の無い海でテリトリーを分けているのは、多分
海流。
トリトンとピピが北の海を脱出する時、
ここからは暖かい潮。
ミノータスはもう追って来ない…とルカーが言う。

なかなか理にかなった分け方だと思う


北太平洋のドリテア

南太平洋のポリペイモス

北極海のミノータス

南極海のマイペス

インド洋のブルーダ

地中海のゴルセノス

大西洋のポセイドンの本拠地には親衛隊のゲルペス
参謀のネレウス、連絡係のマーカス

ドリテアとボリペイモス亡きあと、南北太平洋
任されたレハール

さて、
何が言いたいか、予想がつき始めた?かと…。

女性のドリテアはさておくとして、
男性陣の名前はほとんどが「ス」で終わっている。
ブルーダとレハールを除いて。

これが私の、長年の不思議なのだ。

ポリペイモスは「サメ男」だ。
今に至るまでのアニメの怪人で、1or2を争う秀逸なデザインだと言って過言ではない。個人的意見。
ここまで「サメな人間」「人間ぽいサメ」がいるだろうか!

ミノータスは…カニっぽい。マントの下は甲殻類のような鎧の体をしているし。

マイペスはミノータスの弟らしいけど、全然似ていないなあ。爬虫類顔だから、さしずめモデルは
海イグアナあたり。

ゴルセノスとゲルペスは、見るからに半魚人。
ウロコもあるし、まあ、間違いないだろう。

ネレウスはセイウチ。
あのヒゲが喋るとモゾモゾ動くのがリアルだ。
参謀らしくてこれもハマったデザインだよね。

今更だけど、ポセイドン族は海の一族だ。
怪人達が手下に使うのも、海の生き物で統一されている。

そうなんだ。

そのはずだ。

で、

ブルーダ。

インド洋担当のブルーダは、

どう見ても、海の生き物ではない。

虎…?だよね、キミ。

そして南北太平洋を任されたレハール

マントヒヒだっ!

これはどういうことなのか?
奇しくも、ふたりの名前は「ス」で終わらない。
「ス」の付かないふたりが揃って、海の生物に似ていないのは、何か理由でもあるのか?

なんとなくだけど、
インド洋のブルーダは、
インドだから虎な気がする。ベンガル虎。
そんな安直で、デザインのネタが尽きたから……
みたいなオチはイヤだけど、虎だってまれに海に落ちて怪人化することあるだろ。無いか。

問題が深いのは、レハールだ。

調べてみたら、マントヒヒの生息地域は、アフリカ北西部。紅海に面した辺りの乾燥地だそうな。
どう考えても海の一族とは接点がなさそう。
怪人達はポセイドンが作ったらしいけど、マントヒヒのデザインをどこから得たのだろう。

考えられるのは、アトランティスに交易だか、戦利品だかで、アフリカから持ち込まれた可能性だ。
そこで見た不思議な姿。ヒトに似た体型ながら、
全く違う顔つきの生き物がよほど衝撃だった。
レハールは魔術師だ。
怪しげなイメージが不思議な容貌のマントヒヒに
重なったのか?
もしくは生贄人だったポセイドン族は、元はアフリカ北西部から連れてこられた人々だったとか?
そうなると、アトランティスの国力は大西洋を渡って大陸のはるか遠くまで延びていたと考えられる。

と、するなら、ブルーダも、
貢物として献上された虎が、凶暴で強かったから、
怪人のモチーフに選んだってことなのか?



わかってるよ。

ここまで深読みしても、あんま、意味ないって。

でも、どうしても、
海の一族に陸の動物のモチーフが混ざってるのが
昔っから気になって仕方ないのよ。

そう言えばレハールは、ドリテアとポリペイモスの後釜にネレウスの推挙で就任した。
それまでどこやらで、隠居だか隠遁だか、のんびりやってたヤツなのだ。

ドリテアは大王イカのゲプラン。
ポリペイモスはギンザメやエイ、アンコウ共を従えて、颯爽と出撃する。
お仲間も手下もちゃんといて、司令官って感じる。

レハールはどうだ?

どっかの穴蔵みたいな場所で、水晶玉だか何だかを
覗いている。
前線に自ら出張る様子もないし、乗り物になりそうな手下や従える部下もいなさそうだ。

なんだ、ぼっちじゃん。

こんなんで広い太平洋を北も南も治められるのか?

これは明らかにネレウスの人選ミスだよ。

それとも、他にいないのか? 

考えてみたら、大西洋での最終決戦。

駆けつけてきたヤツ、いたか?

自分達の本拠地に敵が迫っているのだ。
世界中の海から馳せ参じるべきだろう。

もしかして、ポセイドンの怪人は、
これだけしかいなかった?
レハールは、
最後の駒で、
推挙もなにも、残ってるのは彼だけだった!
残りも考えず、ポリペイモスのように粛清しまくったんだろうか。

なんか、悲壮感すら漂うわ。

もっとも、駒がいないのはトリトン族も同じ。
ピピが女の子で良かったとわかる日が来ても、
たった2人では未来は暗い。

これに付随して妙な記憶が残ってる。

海のトリトン」サントラ版。

曲だけではLP版の両面が埋められなかったのか、
ストーリーのダイジェストがナレーションで収録されていたように思う。
それの、最終場面。
「人魚から美しい少女に変身したピピを伴って
水平線の彼方へ旅立った」
……みたいな事か語られた気がするっ!😰

私の記憶違い?
いや。それ聞いた時の驚きも記憶にある。

そんなの、本編にゃ無いよ!
伴うどころか、トリトンはひとりで(ルカーに乗ってるからふたりか)海の向こうへ行ってしまう。
それとも私の観てない劇場版では、そういう展開が披露されたのか〜。

あのね、

そのね、ラストシーン。

水平線に向かうトリトンとルカーの後ろ姿がマントはためかせて延々続くんだけどね、

マントのはためき、変っ!!

さんコマ打ちのリピートだけど、作画、しくじってるよ、あれは。私がカントクならリテイクだね。

感動最高潮のラストが……ああ。



気を取り直して、話を戻す。

想像したことはある。

最終回。トリトン族の生き残りのひとりであり、
ヒロインでもあるピピには全く見せ場がなかった。
トリトンと共に海底の都市に降りてもいいくらいの
存在だと思うのに…だ。

ポセイドンの神殿に向っての進軍途中、ピピは急に
具合が悪くなる。トリトンに心配をかけたくない。
絶対言うな。と、フィンのみ連れて離脱。
海底の洞窟に身を潜める。苦しそうなピピ。
やがて戦いは終わったか?
外を見張っていたフィンが洞窟の奥を見やる。
驚愕!そこに居たのは〜〜。

そんなシーン、まあ、あっても良かったなあ。

私が思うに、
海のトリトン」には、謎が2つ残っている。

ひとつ目。
北の海でプロテウスが言った事。
トリトン族がやろうとしていた事を、あなたとピピピでやってもらわなければならない」
「海に平和をもたらす以外に、もっと大きなことがあったようだ。が、それはわしにもわからん」

うん。誰にもわからないままだ。
トリトン族がやろうとしていた事とは何だろう。

2つ目。
例の法螺貝が、ポセイドン像に踏み潰された時。
トリトンよ…」と、何かを言おうとしていた。
あのヒステリー罵倒の後だ。
罵倒で吐き出して多少気が済んだのか、
もしくは単なる気のせいか、
落ち着いた声だったようにも思う。

何を続けて言おうとしたのか。
もしかして、ポセイドンが破壊したはずの本来の機能が残っていて、
ここから本当の歴史が語られたのかも?

海のトリトン……をネタに、思いつくまま雑談しよう。

トリトンは「13才」だ。

「13才」と聞いて、誰を思い浮かべる?

私の頭に浮かんだのは、

碇シンジ君!

トリトンとシンジ君。
う〜〜〜む、と唸ってしまう。違いすぎて。
当然これは、1970年代と1990年代での「13才像」の違いだろう。
じゃあ自分の13才時代はどうなんだと考えると、
正直、シンジ君よりトリトンレベルだな〜。

物語の冒頭。
トリトンが漁村の小さな子供達に混じって、お婆さんからお菓子を貰おうと手を出す場面がある。
婆ちゃんはトリトンの緑色の髪が嫌いでお菓子はくれないんだけど、13才にしてはやることがガキっぽ過ぎる。

北の海でプロテウスに初めてピピの事を聞いた時の会話。

「女なんか、役に立つか!」

「いいえ、あなたもいつかピビがいて良かったと
わかる時がきます。」

「わかるもんか!」

「ハハハ…あなたはまだ子どもだ」

「大人だいっ!」

これはもちろん、子孫繁栄のために…って話なんだけど、実はリアルタイム時の私にもわかっていなかった!
プロテウスの言うように、まだ子供だったのね〜。
でも今思い返すと、
「まあ、女の子なんですか〜」と喜ばしげなルカーが、なんか、かえってイヤらしいわあ〜。
結構、微妙な会話が展開されるアニメだ。

カミーラの幽霊船で船長の航海日誌を読んだトリトンは「結婚式」という記述に恥ずかしげだった。
船長の名は確か…エルンスト・ガブリエル?😰。
英語?
トリトンに英語が読めるのか?ってのは、
ま、置いといて、
「へへっ、結婚式だって」って、
その「へへっ」って、なんなんだ?
これはさすがに、当時でも笑った。

同じ13才ながら、女の子に興味津々&オクテなくせにスケベなシンジ君とはえらい違いよ。

そんな幼いトリトンも、旅と戦闘の中で成長する。

ヘプタポーダが死んだ時、彼女の墓に石を積み、
そのまま頭を垂れて涙を流すシーン。
なんか、ちょっと、男になったなあ〜って。

その、ヘプタポーダ。

彼女はポセイドン族でありながら、太陽に憧れたために海グモの牢獄に囚われたという。

ポセイドン族は太陽の元では生きられない?
それともヘプタポーダだけ?

どちらにしても、これは矛盾だ。

この戦いはそもそも、
ポセイドン族が海底から脱出し、
青い空と太陽の元で平和に暮らすためのものでは
ないのか?

まさか牢獄から脱出したヘプタポーダのように、
海面に出た途端、悲鳴を上げて逆戻り……
なんてこと、おかしいよね。

基本設定に追加…とか、矛盾とか、謎とか。
よくある話だけどね。

オリハルコンの短剣についてもそうだ。

最初は熱を帯びた単なる剣かと思ったら、
トリトンの気迫?で巨大なエネルギーを発する。
  ↓
トリトンが疲れたら輝けなくなる。
  ↓
トリトン族以外には輝きは使えない。ただの短剣。
  ↓
トリトン族の男が持たないと輝かない。

うん、設定、どんどん追加ね。
力に限界を設けるのはある意味「お約束」ではあるし、疲れてぐったりする主人公の姿はファンの心を大いにくすぐるから、これは良しとしよう。
でも、個人的には、
トリトン族の男子にしか使えない、ってのは残念。
ゴンドワナの喉でのガダル戦。
ピピがオリハルコンの短剣を手にするシーンがあるけど、あそこはぜひ、彼女の見せ場にして欲しかったな〜。 

このアニメは、
「死」について容赦がない。
トリトンに関わったものは、そのほとんどか死んでいるし、死の描写もなかなか強烈だ。

北の海でのデモラ😰戦。
氷山を切り崩して押し潰す。
正視できないのか、断末魔に背中を向けるも、トリトンの足元の氷がどわ〜っと血に染まる!
ひ〜〜〜。

ミノータスからピピを救出して脱出。
その海にはブル、バキ、モヤ、他の仲間がみんな
死んで浮かんでいる。

南太平洋のブッチャ少年の島。
赤いマントの人間が現れると津波が起きる…の伝説通り、津波で島民、全滅。

イルカ島爆発のあと。
トリトンとピピは傷付いたイルカのおばさんを見つける。(だって「おばさん」と呼んでるんだもん)
話の途中でおばさんは力尽き、死亡。
二人の目の前でぷか〜っと浮き上がり、海面に漂う亡骸になるのだ。

霧に泣く恐竜。
トリトンの吹く法螺貝の音を仲間の声かと思い、
音の元へ向かおうとポリペイモスの進路前を横切ってしまった。
ただそれだけで、苛立ち紛れに殺されてしまう。
海の上ではトリトンとピピが恐竜を待っている。
「法螺貝の音に気付いたわ。海底からどんどん登ってくるわ」と目を輝かせて待つピピと、息絶えつつ沈んでゆく恐竜の対比が、かなり悲しい。

タロスの弱点を教えたペンギン。
潰されて死亡。

太平洋の小島の遺跡。
調査していた学者を戦いに巻き込まないよう逃がそうとするも、気が付いたら乗っていた筏がボロボロに。
当然、学者の姿はなく、生死不明。
いや、絶対死んだな…。

トリトンレハールへの攻撃法を教え、
ヘプタポーダ、剣でメッタ刺しに。

これ以外にも、もちろん、メドンだ。
海底火山の爆発で、溶岩と共にドカーン!
もがくように動くメドンの姿が、溶岩の中に小さく見える。
あんな死に方はしたくないわ〜〜。

私の記憶では、敵のポセイドン族は除いて、
トリトンと関わった者のうち、生きてるのは
白鯨の回のロレンスと、ゴンドワナの喉でのジュゴンくらいだ。
それを考えると育ての親、一平じいちゃんの漁村が無事なのは、物凄い幸運か奇跡に思える。

一番展開に驚いたのは、
遺跡調査の学者の死。
しかもやられる現場は描かれず、筏の残骸だけとは
子供向けの番組ではかなり非情な表現。
あそこは普通の漫画なら、難を逃れた学者が
遺跡のレリーフで見た人物像とトリトンが酷似している事に気付いて終わる…ってトコだろに。

さてさて、
その遺跡のレリーフ
トリトンと同じような装束の人物が、法螺貝を両手で頭の上に掲げている姿だった。

トリトン族にとって法螺貝は特別なものなのだ。

フィンが頭にくくりつけている法螺貝は、トリトンの両親の形見。トリトンへの遺言が残されている。

ひとつ前の記事で、
最終回の例の法螺貝は、元々はトリトン族のものだった…と推理したのは、これがあったからだ。

トリトン族は、
法螺貝にメッセージを吹き込む技術を持っていた。
しかも「トリトン族にしか聞こえない」という、
特殊な加工すら可能なのだ。

そしてあの遺跡のレリーフは、

「歴史の語り部である法螺貝の存在を伝えるもの」

……とすら思うのよね。
もしかしたら、あの小島こそ、
大切な法螺貝がポセイドン族に奪われた場所かも。


海で、
拾った貝を、
耳に当ててみた経験ない?

「海の音が聞こえる」。

そんな話、
聞いたことない?

確かにザーザーとかいう音?
波の音の共鳴?…が聞こえる気がする。

我々はなぜ、自然とそんな事をするのか。

私達のアタマのどこかに、
「貝からは何か大切な事が聞こえる」
って記憶が、
残されているのか?

私達にはザーザーしか聞こえない。

私達がトリトン族ではないから?

本当は、
何かとても大事なことが、
残されていたりするんじゃないか?