勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

ジョジョの原作漫画を読み始めたよ。だからってワケじゃないし、ジョジョの事はもちろん特定の作品を指してる話じゃなく、原作漫画とアニメについて長年モヤモヤしてること。

ネットのレンタルを利用して読み始めた。
ジョジョ5部 黄金の風

毎日自動的にコインが貯まりそれで1話分はレンタルできるので、1日1話で我慢できるならお金はかかりませんよ〜〜ってヤツね。

1日1話。

リアルタイムで1週間待たされてた方々に比べたら、もう、全然ok!
むしろ明日への励みになるくらいよ。 

でね、
多少なりとも漫画とアニメを見比べられる状態になって気付いたんだけど、

アニメの絵コンテ、オリジナル度高いね〜!

原作漫画を切り貼りしてコンテ作ってる?
……と思うの、あるやん。

でもね、
作品によっては、
原作に忠実に とか、
原作を重視して とかってプレッシャーかけられる場合がある…らしく…。
コンテ描く人のせい云々では、片付けられないトコ、あるんよね。
原作切り貼りコンテが悪いってことじゃない。
ない…けどね、 
それでできたアニメは、
進行が一本調子で、駆け足になる傾向がある気が。
漫画とアニメでは、話が展開するスピードに
違いがあるからだと思う。

…って、何をエラそうにアニメを語ってるかって。
私は昔、漫画を描いていたとブログの中でいったことがあるけど、アニメの原画をやってた時期もあるんよ。
随分前…今みたいにデジタル化する前の話。

昔のアニメ界…。
ゴールデンボーイ さすらいのお勉強野郎」って
OVAを知ってる?
原作漫画は江川達也で相当エロだけど、
OVAはかなりまろやかになってるから、大丈夫。
その最終話(第6話)はOVAオリジナルストーリー
「アニメーションは面白い」。
主人公の錦ちゃん(きんちゃん)がアニメーション制作会社で進行のバイトをする話だ。
それで描かれてるアニメ制作の現場が、
ちょうど私がアニメーターやってる頃にドンピシャで、ひじょ〜に懐かしいっ!
机の下で寝てるヤツがいたりね。

もし、見つけたら、観てみて〜。

あ、
話それたけど、
その頃にね、
絵コンテ描いてる人から聞いた話なんだけと、
今もアニメ観る時に思い出すことがある。

それは、こう。

『例えば、脚本に「悔しさで肩を震わせる」とある時にね、震える肩の絵をコンテに描いてるようじゃだめなんよ。「あ。肩、震わせてる」と、観てる者に「わからせる」表現が必要なんよ。
表現の方法を決めてやるのが絵コンテ。
それを実際に表現するのがアニメーター。』

実はこれを教わった時、私はとにかく数をこなすことに必死であまりよくわからなかった。
今思うと、
がむしゃらに描いてたと言えば聞こえはいいけど
要は何にも考えてなかったんだよな〜と、
青春のひとコマを無駄にしたか?と、
胸がチクチクするのだ

だから、ただ原作まんまのレイアウトで進んでくアニメを観ると、
あ〜〜〜✕●△○▼=/〜!!と思っちゃう。
止め絵の漫画だから映えるやり方と、アニメでこそ映えるカメラ位置やレイアウトがあるよね。

これ、ジョジョで見るとすごくよくわかる。

アニメスタッフがジョジョを読み込んで、
自分のモノとして取り込んだ上で構築されたコンテと演出よね!
だから微妙な改変やシーンの切り捨てに躊躇がない。多分、原作既読のファンの方も、展開知ってるはずなのに、何が起きるか手に汗握ってるに違いないよね。

ただ、ひとつ。

ちょっと残念だったトコが29話に……。

ミスタの「その位置がいいっ!」のところだ。

このセリフのところはもっとタメが欲しかったし、
なによりも、
ボートから吹っ飛ばされたナランチャを、しっかり自分が下敷きになって体で受け止めてるミスタ。
めちゃカッコいいミスタの、めちゃ優しいシーンなんたから、もっとしっかり見せて〜。

その後のブチャラティの「よくやった」に
笑ったミスタはアニメオリジナル?
これが付いたことで、トリッシュの非難に対するナランチャの言葉がグンっ!と活きてくる!
たったあれだけで、ミスタもブチャラティの事を
「よ〜くわかってる」ひとりだと伝わったから。

さて、
実はここからが「モヤモヤしてる」本題だ。
もう一度念を押すけど、

これは特定の作品や個人を指すものじゃないから。

昔々は人気の漫画がアニメ化されると、たいていはコケた。昔…ではなくて、昔々。
これは多分、画力のあるアニメーターが少なかったのが原因のひとつだと思ってる。
アニメになると、キャラがなんとなくかっこ悪かった。
ある時期から、アニメーターの力量は驚異的に上がったよね。いいアニメ、いい絵を見て育った世代はアタマの中がすでに昔の面々とは違うんだろう。
CGや、デジタルの力ももちろんだけど、最近のアニメは本当に凄い。

漫画を描く者にとってね、
プロ、アマ、関係なくよ、
自分の生み出したキャラは、自分の血肉。

自分が一番愛していて、
自分が一番理解していて、
自分が一番カッコよく描けるんだ!

…と、信じてる。

それがアニメ化された時によ、

もし、画面の中に、
自分が描いたのよりもカッコいい姿を見たら、

どんな気持ちになるんだろう。

すごいな〜こっちも負けてられっか!と
ポジティブにテンション上がるんだろうか。
それはそれ、自分ば自分!と
ブレる事なく描き続けられるだろうか。

あ、ごめん。
なんか変な事を言ってるよね。
もう随分前からこれ、考えてて、
かと言って、誰かに聞けるわけじゃなし。

心、狭いな〜。

というわけで、この話はここまでね〜。