約束のネバーランド2期アニメ…改変はいいんだけど、展開が早すぎて目立ってしまった疑問について。
約束のネバーランド2期アニメ。
オリジナルになっている…と言うよりゴールディボンドを切ったから、そこに繋がってる部分を改変したってのが、正しいのかな。
それはそれでいいと思うから、改変には異を唱えない。
異は唱えないけど、
疑問は唱えたい。
バーバラが狂気なほどに鬼を憎み、ノーマンが鬼を全滅させるのが最善策だとすることが、唐突で説得力に欠けている。
ゴールディボンドの惨状を見た後の読者なら、多分そうは思わない。
あれを見せられてないのに、鬼が人を喰う、人を襲う。この世界は鬼の世界で、鬼がすべてを支配してるって実感がないのよね。
鬼には人を食べる理由がある。
生きるために他種を喰らうのは自然の仕組みだろうし。
しかも鬼は約束に従い世界に残された食用児を元にやりくりしてるだけで、人の世界に手を出してるわけじゃない。
提供された人間を喰うのは権利だ!
ここはそんな世界なんだよね。
そして、
シェルターを襲ってきたのは人間。
ラムダで非人道的な実験をしていたのも人間。
これは、
もしかして、
食用児達の本当の敵は、
人間なんじゃね?
自分達の同族を食用として運用することに、何のためらいもない。
品質を上げる気なのか、品種改良的な人体実験やってるし。
自分を喰う鬼より、喰われるところへ自分を送り出して平気な同族こそ、恨みの対象にならないか?
疑問とは、ここ。
ノーマンはなぜこういう結論に至らなかったのか。
やるべきことは人間達に自分達を送り出すのをやめさせること。
原作読んだ時もチラッとは感じたけど、アニメがあまりに中抜きするから目立ってしまった疑問だ。
第一、ある特定のものを摂取しないと退化するとか、そりゃ種として詰んでるよね。
鬼はもともと長く保たない種族であって、むしろ「約束」により一定数の食用児を安定して確保できたから存続できたとは考えられないか?
そこにつけ込んで利権を得る者が人間の中にもいたとしたらどうだ。
「鬼を殺したくない」というエマの考えは綺麗事過ぎて受け入れ難い。
そんな話をネットで見た。
私はエマの考えよりも、そう言われてすぐに納得し追従する他の子供達の方が、ある意味気持ち悪い。
キミらは結局エマ。なんでもかんでもエマまかせなんかいっ?!って。
ま、話を戻して、
鬼にだって鬼の世界、家族がある。
そこに思い至ったならエマだって、気付いて当然ではないか。
「鬼を殺したくない」ではなく、
「人間を止めようよ」と言えば、「綺麗事」なんて話は出なかったよね〜。
ま、ラスボスっぽくピーターも登場したことだし、この先は対人間になってくんだろ〜けどね。
話の改変と展開があまりにスピーディなもんで、ノーマンの行動が酷く短絡的に見えて残念。
ムジカとソンジュ。
めちゃくちゃ簡単に見つかったな。
いろいろ(笑)なところはあるし、
ママが「もちろんです」と言ってから一年経ってるのも心配だよね。
鬼がそんな悠長に待ってくれるか?ママ、まだ大丈夫だろ〜か。
来週が楽しみ。