勝手気ままに漫画を語ろう!忘れちゃってた古〜いのやら、昨日たまたま観たのやら。

ふと思い出して語りたくなったあの漫画。細かい事忘れてても気にしないで書いちゃってます。のんびり書けるときだけなので、更新は疎らです。気長にお付き合い下さいね。

ヒゲクマさんの漫画 について、ダラダラ。2

花とゆめが創刊されて暫くは、別マから浮気して少女コミックを読んでいた。
だからスケバン刑事のヒットには乗り遅れた。なんとなく…だけど、サキが一番最初にヨーヨーのフタ開けて警察マーク出して
スケバン刑事 麻宮サキ
と名乗るシーンの記憶はある。
当然ながらおもちゃのヨーヨーも振り回したけどね。

和田慎二の漫画…と言われて必ず頭に浮かぶのは、

「姉貴は年下」

別マに掲載された読切だ。
レア?
前号に予告された時に「この不思議なタイトルのワケは読めばわかる」……みたいな宣伝文が入っていた。
いや、別に不思議じゃない。兄の結婚相手が自分より年下ならそうなるだろ。
予告を読んでそう思った。

で、

その通りだった!

なんか、勝った気がした。だからはっきり覚えてるんだわ(笑)。

兄貴の彼女として紹介された女性は、自分より年下で、結構かわいい。なんか、ドロドロになりそうな設定だけど、ほのぼのホームドラマだった。

兄貴好みになりたくて彼女は髪を短く切り、快活なフリをする。兄貴が何気なく言った言葉を真に受けたらしいけど、兄貴は本当は長い髪で控えめな女性が好きだった。
そういう二人の些細な行き違いに気を揉む話だったと思う😰。

ラストシーンはすべて丸く収まり、
「また伸ばし始めた髪を見て意味ありげに笑う俺」と、そんな視線に「バカ…とバツ悪そうに照れる彼女」が描かれていた。
そして「式の日は晴れるといいな。幸せになれよ、幸せに」と、ハンモックで揺れながら独りごちる主人公で終わる。

いい話だ〜〜。

私には兄貴がいないけど、姉貴がいた。

兄貴は年下……

は、無いな、と思った。シュチュエーション的に。

和田慎二の漫画はアクションやサスペンスが多いし、そういうのももちろん好きだけど、ほのぼののんびり系も捨てがたいのだなあ〜。

くまさんの四季

とか、

わが友フランケンシュタイン

「サイラス」という名前を使ったこともある。自分の作品で。
ただ、ああいう話はたいていラストか悲しい。騒動が終わった後には、主人公の姿はないパターン。
解決しては去ってゆく。

超少女明日香はそれ、極まれり。

話か戻るようで申し訳ないけど、
劇場版の超人ロック
全体の出来はまあ、今更触れないとして、ED曲の「星のストレンジャー」は好きな曲だ。
あの曲と共に流れる一連のシーンも、なかなか胸に来るモノがある。

ああ、ロックはトアの牧場には、もう帰らないのだろうか。

切なくなるよね。

希望としてはあの最後に、
ロペスさんに預けた犬が駆け出し、暗闇の中を近づいてくる人影……な〜んかを映してくれてたら、
涙腺緩んだかも知れない。

私はあくまでもハッピーエンド主義。ラストはみんなで大円団派なのた。

明日香が最後に去ってゆくのは、お決まりを通り越してなんかもう疲れる〜。実はそれもあって、途中までしか読んでいない。
最後の最後はどうなった?
結局一也とはくっついたのか?どうなんだ?


全く、本気で巻き込みたくないなら関わるなよ〜って。

明日香はメリー・ポピンズをイメージしたというのは有名な話だけど、まあ、メリー・ポピンズも同じ家に戻ってくるからなあ。
「帰ってきたメリー・ポピンズ」。
読んだのは小学生の頃だ。
映画も観たけど、メリー・ポピンズが最初から明るくて朗らかなのがちょっと違和感あったなあ。
普段の無愛想風な様子と不思議な世界とのギャップが魅力だったから。
明日香が家政婦の「ちんくしゃ」から変身するのも、その辺りのギャップ狙いなのかと思ってる。

ああ。

次こそリンリンちゃんの話をしよう。

先日のニュースで中国の町を襲った砂嵐の映像を見た。
それで記憶がフラッシュバックした漫画があるのだ。

美内すずえ
「みどりの炎」。

別マ……「リンリンちゃん」と「ヒゲクマさん」

漫画誌には「格付け」がある。いや、あった。私が知ってた頃の話では。

雑誌の売行きや人気による順位の他に、同じ名前の漫画誌でも「週刊」「月刊」「別冊」とかの順位…というか、優劣…というか。
まあ、要するに「格」だ。

月刊誌よりも週刊誌の方が格上なのか??、編集社の中でも週刊誌担当の方が立場が上っぽかった。
漫画家志望で原稿持込した時に、「こっちじゃちょっと難しいね〜。あっちで見てもらって〜」と、月刊誌のデスクに回されたりとか。

あ。

これはあくまでも、ン〜十年昔の話。今の出版の事情じゃないからね。今の事はわかんないです。
軽〜く聞いてて。

ただし、

別マは「別だ」と言われた。

当時の漫画誌全部の中で、ダントツの「格上」だったんだと思う。

その別マで、
圧倒的な存在だったのが、
このお二人。

リンリンちゃん

ヒゲクマさん

これはもちろん愛称で、別マの誌上で公募されて決まったと記憶している。私は応募はしていないけど、発表された時もしっかり読んだ。

美内すずえ先生

和田慎二先生

まさに、おふたりの巨頭時代だった。

おふたりを巡る読者投票はまだある。
当時連載中だった
「はるかなる風と光」と「大逃亡」。
一騎打ちの人気投票だ。
こちらも私は参加してはいないけど、たしか結果は「はるかなる風と光」の勝利だったと思う。
全くジャンルの違う作品だし、どっちだ?と露骨に比較するのって、おふたりの先生にはどうだったんだろう。
ちなみに私はどっちも好きだ。
でも、どっちかに絶対投票しろと言われたら、
「大逃亡」だったな。
万里亜の勝負服?(笑)、いや、戦闘服かな?
が、実にカッコよかった!
肩が膨らんだ提灯型のシャツ。その肩口を縛るベルト。
このベルトは銃のホルスターのイメージなんだろうか。もちろん銃など持ってないけど。
二度とこのベルトは締めない、と思っていたろう万里亜が、覚悟を決めて身支度するカット。
考えてみれは死亡のフラグはここで立っていた。
でもまさか、
死んじゃうなんてラストは、
万里亜が「ティム…」と手を伸ばすまで予想していなかった!
もう、めっちゃ悲しいラストだった〜〜〜。

万里亜が塩酸の瓶を投げつけた沼重三はスケバン刑事にも登場して、万里亜の御墓参りにも足を運んでいるらしいね。
私としてはあの時、万里亜が助けようとした「おチビ」のその後が気になっている。
無事(…と言うのはおかしいけど)少年院を脱走できたろうか。もしかして、どこかの話に出てきたり…は無いよね。更生して幸せになってて欲しい。

それを言うなら「海堂美尾」もだ。
「バラの追跡」のラスト。浮上できなくなった海底探査挺😰。酸素が切れ、意識が薄れる西園寺京吾との通信。通信機の向こうで愛する人が死んでゆく…って、どうよ〜。
でも彼女は、神恭一郎の探偵事務所で働く姿を見せていた。いや、もう、ニクい演出!元気そうでほっとしたよね。
彼女は元々京吾に復讐するため、秘書として彼の懐に飛び込んでくる。内部から彼を崩壊させるつもりだったのだ。
京吾もそれを承知で受け入れ、まずは秘書として使えなければ叩き出す!と宣戦布告。
そんな二人の火花を散らす真剣勝負が、周りの者には緊張感のある素晴らしいコンビに映った。美尾は女子社員の憧れの存在になる。
私も憧れた!
社長秘書!かっこいいっ!

噂によると、美尾と京吾が結婚しているような、別展開の作品があるとか?
え〜うっそぉ〜〜!って感じ。
そういうの描くのは、なんか和田先生らしくない気もするけど、そうでもないのかな。
美尾に特別な思い入れでもあったんだろ〜か?

芋づる式に思い出すのはやはり
神恭一郎。
かれが初登場した漫画は「愛と死の砂時計」?
タイトルやストーリーは😰😰なんだけど、彼がコーヒーを飲んでいるシーンを覚えている。
多分、主人公だろう女の子と喫茶店で話をするシーン。
「ブルマンを2杯。ブラックで飲んでる」
と、女の子が驚く場面だ。

彼女は何に対して驚いたか。

コーヒーをブラックで、
立て続けに2杯!という大人行為か?

ブルマンという高価なコーヒーを、
価格など気にする風もなく、フツーにおかわり注文している姿にか?

そう。
この頃はまだリーズナブルなコーヒー店はない。豆を選んで注文できる店は、相当に敷居の高いものだった。

ブルマン。

欄外に「ブルーマウンテン」と注釈があった気もする。一番高いランクの豆の代名詞になった。
実際高かったし。
1500円前後はしていたと思う、一杯が。
しかも今の1500円とは違うからね、価値の感覚が。

憧れたよ〜。

しかもコーヒーをブラックで飲むなんて、子供には未知の世界よ〜。

思いっきり背の背伸びした高校生の私が通った店がある。
神戸の元町商店街。ちょっと脇道に入った二階の店。
カウンターの上部にたくさんのカップが下がっていて、好きなカップで、好きな豆のコーヒーを注文できる。友人と三ノ宮に出かけた時は元町まで歩いて、そこで休憩したもんだ。
ブルマン?無理無理っ!
たいていはモカ…か、コロンビア。
600円前後で、これが限界。しかも、少しでも「多く入りそうなカップ」を選んだ!(笑)。

ブルマンを初めて飲んだのは、30前になってから。ブラックを覚えたのもこのくらい。
いまでもコーヒーを飲む時は、ふと、あの神恭一郎が思い浮かぶ事がある。

とはいえ、そんな優雅な飲み方なんてしてないよ。
いや、できないよ〜。
安価のインスタントをざざっとカップに振り入れて湯を注ぐ。

あの元町のコーヒー店で、友人と夢を語り合った日々も、懐かしく思い出す。


あ……。

リンリンちゃんの話をしてないやんか。

バビル2世…彼がネクラな理由はこれか?そしてラストシーンを妄想する。

バビル2世…浩一君はもともとどんな子供だったんだろう。

漫画の1話。覚えてる限りで言うと、まあ、普通の中学生っぽい…か?
父親に「やあ」と挨拶してた気がするので、言葉遣いはちょっと変わってる気がする。

まず、彼は笑わない。
ニヤリとする事はあっても、朗らかに笑い声を上げることはないよね。
彼は塔に召喚された後、コンピューターの教育を受けた。100日間…だったか😰
閉鎖された世界で一方的に与えられる教育。
これは結構キケンだわ。
そして教育が明けた彼は、ヨミに会いにヒマラヤ😰へ行く。これがコンピューターの勧めだか指示だかだった😰

なんでや?

ヨミに会えば当然選択を迫られる。

協力するか
邪魔するか
傍観するか

傍観するといっても見逃してくれるはずないので
選択は2つにひとつ。
ヨミに会いに行ったがために、運命は決してしまった。

バビル2世の立場はコンピューターに従ったせいで限定されてしまった。コンピューターが彼に使命を与えることになったわけだ。

おいおい…。
浩一君はバビルの遺産を受継ぐために塔に来ただけで、世界の命運託されるのは話か違うだろ〜。

否応なしに戦いに投げ込まれた中学生。
関わりをもつ相手はすべて大人。しかも、日常で話し相手といえば、ぶっきらぼうな機械声と絶対逆らわないしもべのロデムだけ。
どんなに明るい子でも、性格歪むわ。

そんな彼でも伊賀野には好意を持っていたのか、イタズラをしていた。

彼が探しものをしていると
「右の胸のポケットです」
ふん!と、ばかりに無視する伊賀野。すると右の胸のポケットから探していたタバコがふわり〜。
慌てて摑み「いや、錯覚だ!こんなこと言えば、こんな子供にバカにされる…」と、汗をかくのだ。

つまりバビル2世も多少の興味を持って、伊賀野の思考を読んでいたわけだ。警戒してのこととも思えないし。

このシーンはF市に向かう列車の中だった。
この当時は列車の座席でタバコが吸えた。しかも未成年と同席で。
時代を感じるなあ〜。

そういえば、このF市でちょっとツッコミたいシーンがある。
伊賀野とバビル2世はF市に着いて宿泊のホテルを取る。このホテルに良からぬ気配を感じたバビル2世は「ここはやめましょう」と進言するけど、伊賀野、却下。案の定、部屋に入った伊賀野は宇宙ビールスに感染して昏倒。バビル2世が持っていたニンニクエキスの注射で事なきを得る。

ツッコミは、この後の夜だ。

注射はしたものの、昏倒から目を覚ましていない伊賀野。ここはマズいとの予感が的中した危険なホテル。
その真っ只中で、
ホテルの部屋着に着替えて、
フツーに寝てるバビル2世、君だっ!

漫画全般を通して、学生服以外の姿はほとんど無いから、かなり貴重なシーンだと思う。
それが、ホテルのガウンのような部屋着…。
しかもこの状況で、無防備に熟睡体勢。
まあ、肝が座ってると言うことでいいのか?
結局、ガウンとスリッパで奮闘するハメに。まるで出張中のおっさんだ。しかも騒動の後、しっかり寝直す。
朝に目を覚ました伊賀野がめちゃくちゃになった部屋に驚き、バビル2世を起こす。
起こされるまで寝てるんか〜!

「一体何があった?」
「言っても信じてもらえないでしょう」
「かまわん、言いたまえ」
「机やテレビが僕達に襲いかかってきたんです」

つまりこの一連の騒動はギャグか。
バビル2世の貴重なユーモアってことで、OK?

 
バビル2世は話す時に口を開けない。
……と言っても、口を開かずテレパシーを使って……って意味じゃない。
漫画を見るとすぐわかる。
セリフのフキダシがあっても、話している者の口が開いている絵がめちゃ少ないのだ!

私も昔、漫画を描いていた時期がある話は前にもしたと思う。

セリフを言う時には口を開けた絵を描くと決まってはいない。

ほかの作家さんがどうなのか、こんな問題で気にしたことはないけど、
私個人で言うなら、特に意識して、開けよう!とか閉じる!とか、考えない。

大きな声を出しているカットや叫んでいる絵では、当然、口は大きく開けて描くよ。
でも、普通に会話している場合に、人物の口開けるかどうかを事更に考えた記憶が無い。ネームの段階で自然に決まる。たとえネームの絵が超〜ラフでも、作家の頭の中では表情の詳細まで出来てるもんだ。
口を開けるかどうか…よりも、どういう表情にするかを考えれば、自ずと口元も決まってくるからだ。

横山先生はどうなんだろう。
他の漫画と比べて、口を閉じてフキダシが付いてる絵の確率が飛び抜けて高いように思うのだ。

これは単なる、横山漫画の特徴か?

別に口が開いてなくても不自然な感じはしない。
そんなことに気付きもしないで読むのが普通だろう。
ただ、口を開けない分、表情のバリエーションには不利だと思う。

そうか!

バビル2世がネクラな感じに見えるのは、もしかしたらそのせいか?!

似たような印象を受けるのが、川原正敏の漫画だ。
修羅の門海皇紀。九十九やファンはフキダシがあっても口があまり開かない。
飄々として動じず、表情もあまり変わらない。
そして、端役や愚か者になればなるほど、口を開け始める。
もしかしたら、口を開ける頻度をマヌケ役のバロメーターにしている漫画があるのだろ〜か。

弱い犬ほどよく吠える

これか?いやいや……失礼しました。

宇宙ビールスに感染すると人間は死亡する。いち早くニンニクのエキスを注射すれば回復するけど、中にはビールスと共生し超能力者として蘇る者がいる。
F市で活動している人間のほぼ全てはソレで、ヨミもその一人だ。…が、この段階でエキスを摂取するとたちまち死に至り、肉体は無残に腐敗する。 

彼らはもう、決して、餃子は食えない!

ニンニクエキスの弾を込めた銃で武装した隊がヨミを追い詰める。

「さあ、お前もその体に撃ち込んでもらうがいい」
「そして醜い死体を晒して死んていくがいい」 

およそ正義の味方とは思えない、バビル2世のセリフ。

彼はやっぱり、そこまでヨミを憎んでいるのか。

考えてみれば、バビル2世とヨミは同族。ひとつのことで立場が入れ替わっていたかも知れない。
この世で唯一、自分の過去や未来を理解し合える相手だったはずだ。
しかも後半のヨミは自分の指示ではなく、蘇りを繰り返す。彼も彼なりに不遇で、予定外の生き方を選ばされて来たのだろう。

和解の可能性はなかったか?

意外にいいおじさんになれたかもしれないよ。

強大な力を持つが故の孤独、力への不安を分け合えるのはお互い二人だけなんだしね。

力を使い果たし、心のシコリが溶けたヨミ。彼を支えながらバベルの塔に入っていくバビル2世



二人の後姿を砂嵐が隠してゆく……。

そんなラストを妄想してしまうのだ。

バビル2世……ある夢を見たために、脱線しまくり。

さて、ロデム。
とても好きなキャラ(?)なんだけど、漫画では中盤くらいからたいした活躍の場がない。
ヨミも3つのしもべに命令できるとわかってからはなかなか使い難い事態になったんだろうとは思うけど。
アニメ版では側に付き従うポジション。
漫画もスタート当初はそうだったのに、終盤の宇宙ビールス編の頃には一体どこにいたんだ?…って扱い。
キャシャーンにおけるフレンダーのようであってしかるべきキャラなのに〜だ。

キャシャーンのOP。
フレンダーと歩いてきて回り込みで終わる、あのカットは2人(?)の関係を良く現していて感動的。
あれをバビル2世とロデムでやれば、それはもう、かっこいいだろ〜な〜。

漫画ではロデムはバビル2世を「御主人様」と呼ぶ。
アニメでは「バビル2世様」。ちょっと😰だけど。
今のアニメなら、かなりの確率で「御主人様」なんて呼ぶのは、萌え系の女の子。
きっとロデムだって、猫耳で黒衣装の女の子キャラだ!
元々ロデムは男性ってわけじゃないし、スライム状の宇宙生物で、何にでも変身可能。実際、女性に変身してるからね。
おね〜さま的な大人の美女。もしくは妹のような幼女ロデム。
うわ〜〜〜。全く違う漫画になりそうだっ!
その方が人気が出たろうけど、そうじゃないことが昭和の硬派漫画らしくてホッとする。

と、ここまで布団の中で書き、寝た。

出た。

夢にバビル2世

私は元々回路が短い。
直近に観たり読んだりしたものが夢に出る確率がかなり高い。だから怖い映画は観ない。

夢の詳細は覚えていないけど、バビル2世
「自分が死んだあとはナントカをこうして欲しい」
みたいな事を言っていた。ちなみに、学生服だった。

バビル2世の後、塔は3世探しを続けるのだろうか。もうやめさせる権限をバビル2世は持っているのだろうか?
漫画には「その名は101」とかいう、続編があるようだ。読んだことは無いんだけど、あらすじを見る限りでは、かなりシビアな話っぽい。
浩一の血液を輸血して超能力者を造る…とか、浩一に彼女ができて結構いちゃつくとかってあるけど、彼女ができるくらい、ロックが結婚したのに比べたら全然OKだな、私としては。

問題にしたいのは「血」の方だ。

超能力の源は「血」?

そういえば、「赤い牙」でも、ランの体に流れる「古代人の血」ってのがすべての始まりだ。
輸血をしたワタルは超能力を発現したし、ランの意図に反して輸血すると発狂😰?して死んじゃったりしてる。

魔女のキキは「(魔女の)血で飛ぶ」。

多分…だけど、アンケートでも取れば、超能力の発現元は「脳」だとする意見が多いんじゃないかな。
私も普通に考えて、そう思う。
輸血で能力が移ると言うのは、「感染る」ってことかい。
そんなんでOKならバビル一世も塔も、5000年も待つこたなかったんじゃないか?


な〜ンて言うと、身もフタも無いか。

つまり「血」の問題っての、好きだね、みんな。

王家の血筋の者だけが開けられる扉…とか、
使える剣…とか。

血の中の何に反応しているのか、凄い認証システム。
そして、根拠がよくわからなくても、「血だ」のひと言は、すべての反論を黙らせてしまう。
あの、赤くて、どくどく流れる様は、まさに命と力の象徴っぽいもん。

小学生の時だ。
先生がこういう質問をした。

「心はどこにあると思う?あたま?しんぞう?」

答はほぼ、真っ二つに割れたと記憶している。

心は脳にある、よね。
でも、大人になった今でも、「心臓にある」という考えを全面否定する気にはなれない。
超能力が血に由来すると考えるのまた、同じようなモンじゃないか?   違うか〜〜。



バビル2世の夢を見たせいで、すっかり脱線してしまった。

実は今回は、
バビル2世がどんだけ子供らしくない、ネクラな少年かを嘆こうと思ってた。

というわけで、まだ続くよ。

夢で思い出した。
全く関係の無い余談なんだけど、とても気になってる件がある。

夢の中では走れない…というのが通説だ。
他には、
自転車のペダルが重い、前に進まない。
自動車のブレーキが効かない。
携帯やスマホが上手く扱えない。
…等、いろいろある。
この辺はよく聞くから多分皆さんそんな感じなんだと思う。

では、「泳ぎ」はどう?

私は夢の中では、ぶっちぎりの水泳選手並に泳げてしまうのだ!!
プールでも、川でも、池でも、海てもカンケーなし。しかも、見る頻度がかなり高い!

これは世の常識…皆さんそおなのか。

夢の中ではとてもよく泳げる、の?

私の周りには泳ぐ夢を見て、かつ、それを覚えている人がいない。

私の夢の中の泳力は異常なのか?
私の前世はもしかして人魚かトリトン族なのか?
私は海から呼ばれているのか?

バビル2世……漫画とアニメを比べながら、ダラダラ超能力話をするよ。

また、超能力漫画の話。
はい。
好き。超能力漫画。

うしろの百太郎を読んで、ESPカードを自作したし。
中学生の頃だと思う。
毎日2〜3回トレーニングしたかな。

ESPカードとは5種類の図形が描かれたカード5枚ずつ、計25枚を裏から見て図形毎に分け、その的中率を鍛える(?)ものだ。

私の的中率はよく覚えていないけど、まあまあ悪くなかったように思う。
もっと続けていれば、ESP能力者になれたろうか。

そう、 

超能力者になりたかった。

浩一君のように、毎夜同じ夢を見たりしないものかな〜と思ったりした。
怪鳥は迎えに来なかったけど、ロボットが迎えに来る夢は見たことがある。

バビル2世は全巻読んだ。
アニメも多分、全話観たと思う。
そしてこのアニメで初めて、
回によっての作画のバラつきが、作画監督によるものだと気付いた。
そして、予告編を観るだけで、次回の作画監督が誰か、わかるようになった。

イヤな小学生よね〜。

作画監督で回を選ぶような事はしなかったけど、
「赤ちゃんは超能力者」とか、
「謎のイプシロン星人」の回は嬉しかった。

バビル2世は漫画とアニメでは、結構色々違う。
漫画の浩一君は両親と生活していたけど、アニメでは両親は幼い頃死別😰したかで、叔父さんちで育てられている設定。
両親に謎があるとかの伏線は無いので、同居するイトコの由美ちゃんとの距離を縮める意図と、ヒーローは生い立ちが不遇…が、なんとなく時代の風潮だったからだと思う。


この由美ちゃん。私はあまり好意を持ってない。あちこちの話数に登場し、浩一君を心配し、追いかけ探す。
そこだけ次元があまりに日常過ぎて、な〜んか興ざめするのだ。
アニメ・バビル2世の牧場編冒頭では、浩一君は古見家…由美ちゃんちに帰ろうとしていた。
…が、戦闘でもないのに実にあっけなく2世号墜落。北海道の牧場に世話になる。

それ以降は、由美ちゃんの「ゆ」の字も出ない!

いや、「ゆ」は出るわ。

牧場の娘、「ゆきちゃん」だっ!

ヨミを倒した地は東京。そのまま由美ちゃんちに帰るのかと思いきや、ラストシーンは牧場で馬に乗っていた。
由美ちゃん、いいのか?

このラストについては私が突っ込むまでもなく、批判がそこそこ寄せられたらしい。
まあ、結局のところ、由美ちゃんはイトコだし。
いいんじゃないか〜?

作品としては断然漫画の方が好きだ。

まず、バビル2世と言えば「学生服」。
アニメのあの戦闘服はどうにも賛成できない。せめて、学生服をベースにしたデザインとかにできなかったもんか?

空をゆくならロプロスだよ。
バビル2世号…う〜〜〜ん。
しかも呼び名が2世号「にせいごう」。もう少し良い名前つけてやれよ。
アニメのOP。
ロプロスに飛び乗って右手を振りかざし画面奥へ。
背から飛び上がり、ボセイドンの手へ。
この一連のシーンが今でも大好きだ。この路線で行って欲しかった。
基本、漫画のバビル2世は自分で走って跳ぶ。ビルの屋上に飛び上がり、飛び移る。

あの、特徴的な跳躍フォーム!

私はこの年になってもまだ、悪者に追いかけられて逃げてる夢をよく見る。建物づたいに跳んだりね。絶対にバビル2世の影響だ。

原作のヨミはバビル2世になりそこなった。
候補として塔の召喚を受けていながら、超能力のたったひとつが足りなかったため不適格者となったのだ。
浩一君は塔に着くなり継承者と認められている。ヨミの例から選別を厳しくしたんだろうか。
ヨミはその時の記憶を取り戻したからわかったものの、5000年の間には他に何人も継承しそこなった人がいるに違いない。
そんな人が薄ぼんやりと残るイメージを啓示と受け止め、宗教や国家や戦争の発端になって……

なぁんて話は、無いか〜。
だとしたら、地球の歴史を創ったのは、バビル1世なんだけどね。

記憶の戻ったヨミは、ならば自分だって3つのしもべに命令できるはずだと気付く。

敵に渡すな 大事なリモコン

鉄人も命令者によって正義にも悪にもなる。
元々バビル1世は、自分の遺産をどう使うかは継承者の自由、って考えだから仕方ない。
マーズでもそうだけど、横山光輝は「力」ってものに独自の観念を持っているんだと思う。
月並みな言い方すると、 

力は物に過ぎない。さあ、どう使う?

ヨミの命令でバビル2世に襲いかかるロプロスやポセイドン。

でもな〜
アニメのロプロスはそんなことしないよ。
再会したバビル2世になでなで&頬ずりされて、明らかに喜んでいたっ!。な、懐いてる!?。

昔の子供向けアニメでは、シビアな表現するのは無理か〜。


バビル2世話。

もう少し続くよ。

超人ロック……をキッカケに、テレポートについて考えてみた。

正式には

テレポーテーション

って言うんだよね、たしか。

ウィキを読んでみてちょっと驚いたんだけど、テレポートってテレキネシスの応用だそうな。

知らんかった!

自分自身にテレキネシスを使って空間を連続的に飛び越える…らしい。
ものすごく真面目に書かれてるんで、まじでありそう、できそう、科学的にOKな気になるから面白い。読んでみて。

ってことは、テレポートができる者は当然のことながらテレキネシスが使えるわけか?

新世界戦隊のニアはテレポーターだったけど、テレキネシスも使ってたっけか?

超能力に難易度があるのかどうかわからないけど、なんとなくテレポートはかなり上位の能力な気がする。だから、テレポートができる者は他にも何かできそうだし、テレポートだけの能力者ってのはたしかに不自然っぽい。

テレポーターと言われてまず思い付くのは……

宇宙の騎士テッカマンのアンドロ梅田!

あの独特のポーズとアフロヘアは斬新だ!

アンドロ梅田はエスパーではない。サンノー星人だ。テレポートも超能力ではなくてサンノー星人の特徴なんだと思う。
そういえば本来のサンノー星人は地球人型の姿ではなく、アンドロは地球に来たからああいう姿に変身しているという説がある。
本編で聞いた記憶は😰だけど、本当だとしたら凄い!それならテレキネシスとは全く違う原理でテレポートくらい出来そうだ

それを言うなら悟空もか?。
悟空のテレポートはヤードラット星人に教えてもらったものだ。しかも「テレポート」とは言わず「瞬間移動」と呼称している。同じような技に見えるけど、きっど原理は別物なんだよね。
さすがのサイヤ人テレキネシスを使っている様子は無いし。

その悟空は、移動の際は移動先にいる人物をはっきりとイメージしないとダメだ…みたいな事を言っていた。それは、知ってる人がいない場所には行けないってことだよね。

アン・マキャフリィ著「パーンの竜騎士」というシリーズ小説がある。
瞬間移動能力を有する竜と、それを駆る竜騎士のSFファンタジー物語だ。
竜と竜騎士はテレパシーのようなもので意志を共有し、瞬間移動する。それには竜騎士が移動先を詳細に思い描くことが必須とされる。
つまり、知らない場所や行ったことのない所には移動できないわけだ。

彼らの間では「岩の中に移動してしまった竜と竜騎士の悲劇」が教訓として語り継がれている。安易な移動で出現した先が、岩の中だったというものだ。
一瞬笑い話のようにも感じてしまうけど、いやいやいや……。
その結果、竜と竜騎士がどうなったのかは不明だけど、多分…だろう。





そうだよね〜。

そこなんだよ、気になってるのは。

不用意にテレポートして大丈夫なのか?

まあ、岩の中は不運の極みとしても、

移動した途端に人にぶつかる、
車にはねられる、
足場が悪くて落ちる、

…くらいのことは普通にありそうじゃん。

ロックは知らない先へでも平気でテレポートするけど、それはもしかして、何もやってないように見えるだけで、実際は事前にテレパシーや透視で移動先をチェックしているのだろうか。

コズミック・ゲームの中では、惑星ディナールから地球までテレポートをしていた。
ディナールと地球がどれくらい離れているのか私は知らないんだけど、きっと恒星間飛行が必要なくらいは遠いよね。 

そりゃワープだ。

テレポートとワープは根本的に違うらしい。
何がどうなのかは原理によるみたいだけど、結果だけ見るとイマイチ違いがわからない。

ワープは時空の歪みに繋がるから、星のような大質量の重力圏内では使えない…使ってはいけないとする作品もある。
たしか、クラッシャー・ジョウはそれじゃなかったっけか…😰
個人的にはそういう制約がある方がもっともらしくて好きだな。
SFには「できる事」ばかりがどんどん出てきがちだけど、「できない事」の方が話を面白くするように思う。


ヤマトはどこにでも、ガンガンワープしてくる。
最近のは「距離を跳ぶため」よりも、攻撃用にワープする。
こっちはまるでテレポートのような使い方だ!

まあ、宇宙空間は広いから、ワープアウトでの出会い頭事故は可能性薄いか……。

高度に発達した科学技術は、超能力と見分けがつかない……とか?

超人ロック……この文字を見つけると、手を止めて二度見してしまう。

私が学生の頃だ。
SF漫画やアニメが好きな友人の間では、知らない者はいなかったけど、

ちゃんと読んだことのある者もいない。

超人ロック」はそういう不思議な漫画だった。

今で言うなら、
個人的なサイトに載っていた漫画が一部の世界で人気を獲得し、商業誌がほっとかなくなった。
そんな感じなんだろうか。
ただし、紙の媒体しかない時代だから、読みたいと思っても見つけるのは非常に困難。
知ってはいるけどカット程度しか見たことない、伝説級の作品だった。

たしか月刊OUTで特集の記事が出た…と思う😰

何かの雑誌に読切が載ったとか連載されているとかを後から知り、見逃し続けた果てに少年キングで本格的な連載が始まる。
ようやく普通に読めるようになったのだ。

その時の後遺症か、
超人ロック」という文字が目に入ると、動きを戻しても二度見してしまう。
タイトル見るだけで鼓動がちょっと早くなる。

とか言って、それほどに好きな作品なのか?となると、正直びみょ〜〜。
しかも、シリーズをたくさん読んでるわけでもない。

炎の虎
コズミック・ゲーム
魔女の世紀
新世界戦隊  
ロンウォールの嵐 
サイバー・ジェノサイド
冬の惑星
ロード・レオン
光の剣

他にポロポロあるけど、ストーリーを覚えているのはこのくらいか?。

50年も続いている歴史を考えたら、あまりにも一部過ぎる?
でも多分、ここらへんが一番読まれた時期で人気が高くて最も王道なんじゃないか?…と勝手に満足している。

ご存知のようにロックは、いわゆる「正義の味方」ではない。
作品によっては結構冷たいし、わがままだし、身勝手。
各話にはそれそれに主人公がいて、ロックはそれに絡む形で登場。場合によっては脇役程度の見せ場しかなかったりする。
時系列に発表されるわけではないから、ストーリー内での時代があちこち飛ぶ。それに伴ってロックの立ち位置や性格の成熟度が変わる。

びみょ〜〜だと言う理由はここらあたりにある。

単純に超能力爆発ロックの活躍が見たい私は、時として不完全燃焼気分になるのだ。

が、
それは「超人ロック」に心酔するには、理解をしなければいけないこと。
これはロックの物語ではなく、地球、銀河連邦、エスパー達、人類の未来の物語なのだ〜〜!


そういう方向から考えたら、「魔女の世紀」は勧善懲悪で戦闘シーンも多い。ロックも人格的に安定していて正義漢っぽい。
話もわかりやすいし、だから映画化に選ばれたんだろうと思う。
対比になるヤマキ長官も、好感度高いキャラだしね。

先の、私が読んだ作品を時系列に並べてみる。

サイバー・ジェノサイド
ロンウォールの嵐
冬の惑星
コズミックゲーム
炎の虎
魔女の世紀
ロード・レオン
新世界戦隊
光の剣

こんな感じ?

「冬の惑星」でトアが発見された。
ラストではロックが移民としてトアに渡る手続きをしている。

「魔女の世紀」の冒頭。
ロックはトアの牧場で羊を飼って、のどかに暮らしている。

この間に「コズミックゲーム」と「炎の虎」が入るとしたらロックは一旦トアを離れ、惑星マイアやディナール、地球へと移動しまくり、戦ったことになる。
「炎の虎」はまだしも「コズミックゲーム」のロックはかなり精神的にも幼く見える。一度子供に戻ってやり直してるからか?

エスパーとしての自分の未来に絶望するアマゾナに「ひとりじゃない」と言う。

一緒に居てくれるってこと?

そんなこと言うロックはちょっと意外だった。
大体において、騒動が終わるとひとりで消えてしまうから。
もしアマゾナが応じていればトアには戻らず、「魔女の世紀」の話もなかったろうか。

「コズミックゲーム」のラストでは、😰だけど、子供に戻ったロックを農場の夫婦…😰が拾うシーンがあったように思う。

「魔女の世紀」でお隣のロペスさんが
「両親が亡くなって随分経つ。そろそろ嫁さんの世話をしてやらにゃ…」
みたいなことをつぶやいている。少なくともロックはこのトアの牧場で「両親」と暮らしていた様子だ。

あの時、拾った両親…か?


どうも釈然としないけど、バレンシュタインさんが登場しているからやっぱり時代としてはこういう並びなんだろうなあ。

とにかく、トアが発見されてから、
調査団が飛び立ち、
ロックが移民として渡る。

漫画ではコマ続きだからうっかりするけど、ここだけでそれなりの年数がかかっているはずだ。

移民受付窓口の女性は
「トアは大変な所。持って行った作物が育たない」と話す。
入植が行われ、作付けの何シーズンかが既に過ぎているということだ。
そしてヤマキ長官がロックに会いに来た時のトアは、緑豊かな田園が広がっている。

かなりの年月が経過してるようだから、ここでのロックの人生も何度目かだろう。

たまには他の星に行ってても、まあ、おかしくはないかな。

こんなことを考えるのは楽しい。